2006/7/5


話し相手はたくさんいます

水車と緑の町、ハマから3時間。続いてやってきたのは砂漠のど真ん中。シリア観光最大の見所、パルミラ遺跡のほとりにある小さなオアシス、パルミラの町。ここでの滞在予定は2泊。お目当ての遺跡は目と鼻の先に有りますが、それは明日のお楽しみ。今日はようやく日記も追い付いたという事で1泊3ドルのドミトリーにチェックインし、相変わらず親切なシリア人と遊びながらのんびりこの町で過ごしていました。


またかよー!!

ハマの宿を出たのが12時過ぎ。来た時と同じ様にバスターミナルまで歩いて行き、2時発のパルミ行きのバスに乗込みました。

シリアのバスはエアコンもしっかり効いていてとても快適なのですが、日中は日差しが強烈過ぎてカーテンを開ける事が出来ず、窓の外を見る事が出来ません。ちょっとだけでもと、思ってカーテンを開けても5分が限界。周りのおっちゃんからも何やってんだ!という視線がバシバシ飛んでくるし、カーテンを開けた途端に自分の周りだけ一気に温度が上がってしまうので、仕方無く後は寝るしか有りません。

と言っても、外の景色はどこまでも乾いた砂漠なんだけどね。

バスの運転手にパルミラだぞ!と、合図され外へ出ると、そこは大きな幹線道路のど真ん中でした。周りは見渡す限りの乾いた大地。

??

パルミラより先の町へ向うバスをここで降りたのは僕一人でした。一瞬、ハメられたかと思い、泣きそうになりましたが、遠くには遺跡の様な建物が見えていたので、ここは確かにパルミラ。仕方無く彼方に見える町に向って砂漠の中を歩き始めました。


Palmyra

「バクシーシ!バクシーシ!」と手を出して来るガキ共を引き連れて歩く事15分。ようやくパルミラの町に辿り着きました。思ったより宿も簡単に見つかり一安心。カメラをポケットに入れ、早速、町に繰り出しました。

パルミラの町はシリア最大の観光スポットであるパルミラ遺跡が有る事で、メインストリートにお土産屋やレストランがズラリと並ぶツーリスティックプレイスです。とはいえ、今はシーズンオフなのか観光客も少なく、町はのんびりし過ぎているくらい静かで、どちらかと言うと寂れています。遺跡とは反対方面に歩いて行けば、町並みはどんどんボロくなり、大きな道以外は道路も未舗装。そこには遺跡とは全く関係の無い所で生活している人々の暮らしがあります。

そんな町並みを歩いていると、いつもの様に100メートル置きに声がかかり、お茶をご馳走になったり、スイカをご馳走になったり、子供達と一緒にサッカーをしたり。相変わらず親切なシリア人と遊んでいたら、アッという間に日が暮れていました。たまにはゆっくり歩かせてよーと、思ったりもしますが、これがシリアの面白い所。彼らと付き合うにはアラビア語が全く分からないくらいが丁度、いいかも。

それでも最低10分は持つからね。


夜の方がいいかも

夕方、一度、宿に戻ってきたのですが、あまりに奇麗な夕焼けにジッとしていられず、明日にとっておいたパルミラ遺跡にちょっとだけ行ってみる事にしました。

アラビア半島やメソポタミア、地中海とを結ぶ場所にあるパルミラ遺跡は紀元前から東西交易の中継点として栄えた都市で、紀元前1世紀末から紀元前3世紀にかけてはヨーロッパと中国を結ぶシルクロードの商隊都市として栄華を極めたそうです。砂漠のど真ん中にあるこの巨大な都市遺跡は嬉しい事にその殆どがタダ。まぁこんのデカイモノを柵で囲うくらいなら他にお金をかけた方がいいか。

町から10分程歩いて辿り着いた遺跡はとにかく大迫力で、嘘くさい程奇麗で馬鹿デカイ柱があちこちに建っていました。昼と夜が微妙に混ざり合った空と、奇麗にライトアップされた遺跡のコントラストは何とも言えなず、あまり観過ぎない様にと思いながらも、いつまでも帰る気になれませんでした。それに日が暮れて涼しくなった砂漠は丁度いい気温でとても歩き易い。僕の様にこの時間になってからやって来た人も観光客も何人かおり、妖しい物売りのおっちゃんやラクダと一緒に一日の終わりをのんびり遺跡で過ごしていました。

この時間に来るのも何か良いかも。


明日が楽しみ

という訳で、明日は日中に歩ける限り遺跡の中を歩いて、一度宿に戻り、日暮れの時間に合わせてもう一度、遺跡に行く、二部構成でパルミラ遺跡を堪能して来ようと思っています。

思えば久しぶりの巨大遺跡見物。明日が本当に楽しみです。