2006/6/8


晴れてればなぁ〜

ドブロウ゛ニク最終日。雨は止んだものの相変わらず、どんよりとした曇り空。足の痛みもすっかり無くなった事だし、今日こそはスルジ山に登るぞ!と、意気込んでいたのですが、どう考えてもあまりいい眺めは期待出来そうに無いので、午前中は明日のバスチケットを買いに行ったり、ネット屋に行ったりしながら様子をみていました。時々、雲の切れ間から日の光が見えるものの、12時を過ぎても一向に晴れる気配は無し。

まぁ仕方無い。

散々、迷ったのですが、登らずに後悔するよりも登って後悔する方がいいと腹を決め、いざスルジ登山に出掛けました。


かつてはロープウェイが有りました

山の頂上を見ながら何となくこの辺だろうと坂道を上って行くと、運良く登山口の真ん前に出てきました。スルジ山は標高400メートルちょっとしか有りませんが、山頂への道のりは意外に険しく、たっぷり1時間の道のり。かつては上まで行くロープウェイがあったのですが、独立戦争の際、旧ユーゴスラビア連邦軍に破壊されてしまい、今はその残骸だけがむなしく残っています。


自然に還りつつある山

下の方はむき出しの岩肌に辛うじて草木が生えているだけでしたが、頂上まで後少しという所からは奇麗な花が道の両脇一面に咲いており、それが戦争で破壊され廃屋となった建物を覆い尽くしていました。


いい眺めどころでは無い

こうして辿り着いたスルジ山の頂上でまず目に飛び込んでくるのは、完全に破壊されたロープウェイ乗り場。弾丸の跡が生々しく残るこの建物のインパクトに暫し呆然としてしまいました。

と言ってもここから眺めるアドリア海とドブロウ゛ニクの町並みはとても美しく、やはり登った事に後悔はありませんでした。

もう少し天気が良ければなぁ〜

どんよりと曇った今日の空が見るも無惨な姿をさらしている周りの建物をより一層引き立て、どうしても清々しい気分にはなれませんでした。

戦争って…

これから向うモスタル、サラエボでは言わば町中がこの様な状態。

果たして僕は何を感じるのだろうか?


何と言うタイミング

帰りがけに町を歩いていたらたまたま女性の戦場カメラマンを特集した写真展のポスターを発見しました。

これはまたしても無いチャンス。

という訳で早速、旧市街の中でやっていたその写真展に行ってみたのですが、これがまたしても色々と考えさせられるとても興味深い写真展でした。

写真のインパクトもさる事ながら、これらが自分が今いる場所のすぐ近くで、ほんの数年前に撮影された物なのだと思うとただならぬ緊張感を感じました。

これから僕は更にその近くに行こうとしている…

今やサラエボは僕の中で中欧に於ける旅のハイライトと言っていい程、大きな存在となっています。この地に立った時に自分が何を感じ、何を思うのか?そこに凄く興味があります。決してオモシロ半分やふざけ半分では無く、ガイドブックもある事だし、しっかり歴史的背景も勉強しつつ、曇り無き眼でこの町とそこで暮らす人々を見て来ようと思っています。

明日は7時出発!

そろそろ散らかりっぱなしの部屋を片付けるかな。