2006/6/6


ナスとベーコンのトマトスパゲティー

ドブロウ゛ニク二日目。天気は快晴。しかし日中の熱さが嘘の様に朝晩の冷え込みが厳しく昨夜は3つもある僕の部屋のベッドから毛布をかき集めて寝ていました。

今日はいよいよこの町の旧市街を見に行く日。朝からワクワクしていたのですが、お楽しみは午後からにとっておいて、午前中は屋上に上がって久しぶりにストレッチをしたり、のんびり日記を書いたりしていました。屋上から見えた美しい町並みと真っ青なアドリア海の海は今日も暖かい日差しに照らされて、優しい光に包まれていました。

考えてみるとこんなに小さな町を訪れたのはヨーロッパに来て初めてです。予算的な問題でそこまで足を延ばす事が出来ず大都会ばかりを渡り歩いて来た僕にとって、ここは久しぶりにのんびりできる場所でもありました。それにこの先はボスニア・ヘルツェコビナ、セルビア・モンテネグロ、マケドニアと未だに不安定な情勢が続く国々を駆け抜けるとあって、ある意味ここが最後のリラックス出来る場所。滞在も4日と決めた事で気持ち的にも大分楽になり、コリアンフードの食べ過ぎでおかしくなりかけていた体調も元のリズムに戻り始めています。


ここだけでも十分楽しい

自分で作ったお昼ご飯を食べてから、いざお目当ての旧市街を目指して外へ出ました。僕が泊まっているプライベートルームから旧市街までは歩いて15分。この道を真っすぐ行けば着くよと、宿のおばちゃんに教えられた大通りを途中までは歩いたのですが、どうしても我慢出来ずに細い路地を好き勝手に歩きながら行ったらたっぷり30分もかかってしまいました。

それにしてもドブロウ゛ニクの町並みは本当に尾道のクロアチア版。白い壁にオレンジ色の瓦屋根、石畳の細い路地。急な階段の先には見た事も無い様な青い海。この町が生み出す全ての景色を僕はとても気に入っています。旧市街をまだ見ていないのにこれだけでも十分ここに来た甲斐があったと満足していました。


いざアドリア海の真珠へ!

こうして辿り着いたアドリア海の真珠、ドブロウ゛ニクの旧市街は海に突き出した半島にしがみつく様に佇んでいました。密集して建てられたオレンジ色の小さな家々は今にも海にこぼれ落ちそうで、その周りを高くどっしりと分厚い城壁に囲まれていました。

見えた!!

適当にフラフラ歩いていたら、突然、旧市街を見下ろす丘の上に出た僕は、思わずそう声を出して、階段を駆け下りて行きました。


メインストリートのプラツァ通り

15世紀〜16世紀にはヴェネチアに並ぶ貿易都市として栄えたドブロウ゛ニクは標高412メートルのスルジ山と、ドブトウ゛ニク湾に挟まれた小さな町で、世界遺産にも登録されている旧市街はまるごと高い城壁に囲まれています。クロアチアきっての観光地として有名なこの町ですが、1991年に始まったクロアチア独立戦争の際には旧ユーゴスラビア連邦軍の激しい攻撃を受け、かなりの被害を受けたそうです。現在も所々にその傷跡が残っていますが、殆どは修復され、再び昔の面影を取り戻しつつあります。

町はメインストリートのプラツァ通りを中心に海側と山側に別れており、城壁の上は遊歩道になっていてグルリと上を歩いて旧市街を一周する事も出来ます。

合計3日間もある僕のドブロウ゛ニク散策。今日は迷路の様な旧市街をくまなく歩き尽くし、明日は城壁の上から、そして3日目は旧市街を見下ろすスルジ山に登って更に上からこの町の景色を楽しもうと考えていました。

そんな訳で今日はひたすら路地裏散策。


迷路の様な海側の町並み

まずは迷路の様に細い路地が入り組んだ海側へ。海に向ってゆっくりとした上り坂になっているこちらの町並みは複雑に入り組んだ路地が四方八方、無作為に作られていて、まるでイタリアのヴェネチアの様でした。しかしそのにある建物はヴェネチアとは全く違い、どこまでも白い壁。そして城壁に作られた覗き穴から見えるのは遮る物の一切無いどこまでも青い海。


猫がたくさん

この町に来て気付いた事は町の至る所に猫がいるという事です。ひっそりと静まり返る路地裏で日向ぼっこをしている猫を見ていると、本当にここが「魔女の宅急便」の世界なのではワクワクしてきます。


階段だらけの山側の町並み

続いては山側の町並み。こちらはプラツァ通りから一直線に細い路地が行く筋も伸びており、急な階段になっています。道沿いにはたくさんの緑が置かれ、ふと上を見上げると向かい合う建物にロープを渡して洗濯物が風に揺られています。急な階段を上まで登りきると正面には丁度、同じくらいの高さにある海側の町並みが見え、そこにはオレンジ色の屋根と青い空。そしてたまに青い海。


塀が低くてちょっと怖い

散々、歩き回ったのにも関わらず、思ったより町が小さかった事もあって時間を持て余してしまいました。それに下からでは見えない広い景色がどうしても見たくて、結局、城壁の上に登ってしまいました。

ここから見える町並みと海はまさに絶景。


海有り山あり町あり

ゆっくり歩けばゆうに一時間はかかる城壁の上をのんびり海を見たり、町並みを見たり、そこで暮らす人々の生活を覗き見したりしながら一時間以上かけて一周しました。


本日のメインイベント!

海側からグルリと城壁を周り、最後に辿り着いたのが山側の最も高い位置にある見張り小屋。あそこからなら間違いなく一番いい景色が見れると、今日のとっておきを最後に残しておきました。