2006/6/5


アドリア海の真珠

ヴェネチアから21時時間。電車とバスを乗り継ぎ、国境を二回またぎ、久しぶりにハードな移動を乗り越えて12カ国目、クロアチアの小さな町、ドブロウ゛ニクへやって来ました。

ここは本当にうっとりしてしまう程、奇麗な町です。


首都だけどまぁいっか

ヴェネチアからの夜行列車はてっきり寝台だと思っていたのに、一番安い僕の席はタダの座席でした。しかも近くにいたクロアチア人の団体がうるさ過ぎて全然、眠れず。やっと静かになってウトウトしていると今度は国境でのパスポートチェック。これがスロベニアとクロアチアの国境で計4回もあったので結局殆ど寝る事が出来ませんでした。しかしEU圏内ではパスポートチェックはおろか、どこが国境なのかも分からないまま旅をしていたので、久しぶりに貰えたスタンプが何だか嬉しくて、半分眠りながらいつまでもパスポートを眺めていました。


もうひと頑張り!

電車がクロアチアの首都、ザグレブに着いたのは5時。天気は雨。吐く息が白くなる程外は寒く、殆ど眠れなかったのにも関わらず一気に目が覚めてしまいました。

さて、どうするか?

どう考えても面白く無さそうな事が一瞬で分かるザグレブの街を眺めながら、この先の事を考えました。ドブロウ゛ニクへ向うバスは昨日ネットで調べた所によると朝7時発。それを逃すと夜まで待つか、ここに一泊しなければならない。幸いお腹の調子も大分良くなってきたし、バスでは充分なくらい寝れるだろう。

もうひと頑張りするか!

と、腹を決め、雨のザブレブの街へ飛び出しました。


クロアチア最大の港町、スプリット

そのままバスターミナルまで歩き、7時発のドブロウ゛ニク行きのバスに乗込みました。到着は夕方6時。さすがに前半は景色が単調だった事もあり、ひたすら寝まくっていましたが、昼過ぎ中間地点をやや過ぎた所にあるスプリットという港町に着いた時にはあまりの熱さと、美しい海の景色に寝ているどころではなくなっていました。

スプリットはクロアチア最大の港町で、イタリアから来る多くの旅行者は船でまずここへ渡り、アドリア海沿岸の町へと向います。あまりの海の奇麗さにここに一泊しても良かったかなと、一瞬後悔しましたが、ここはぐっと我慢。海ならドブロウ゛ニクでも見れる。


ここからはひたすらアドリア海

スプリットからの道のりはひたすらアドリア海沿いを走るまさに絶景の旅でした。スプリットで乗客が減った時にちゃっかり海側の席をキープしていたので、久しぶりに見る奇麗な海を飽きる事も無く眺めていました。

なんだか旅っぽくなって来たなぁ〜


ようやく見えた!!

いい加減、海も見飽きて、お尻の痛みも限界を迎えていた夕方6時。バスは予定通りにドブロウ゛ニクのバスターミナルへ到着しました。バスを降りると待ってましたと言わんばかりに、プライベートルームと言う自分の家を間貸しするタイプの宿泊施設の客引きに囲まれ、長旅の疲れもあってかあっさり一人のおばちゃんに口説き落とされてしまいました。


1泊100クーナ(1900円)

辿り着いたプライベートルームは町を見下ろす小高い丘の上にある一軒の可愛らしい民家でした。しかし宿泊施設は本家としっかり別れており、バス、トイレキッチン付き!お目当ての旧市街はここから歩いて15分程だそうですが、ファミリーも親切だし、眺めも最高に素晴らしい。本当はユースホステルに泊まろうと思っていたのですが、部屋を見た瞬間にここにしようと決めてしまいました。

ドブロウ゛ニクでの滞在予定は4泊。ここでゆっくり自炊生活をしながらアドリア海の真珠を思う存分、満喫したいと思います。


Dubrovnik

今日は移動明けだし、着いた時間も遅かったので旧市街へは行かず、スーパーに買い出しに行っただけで一日が終わりました。しかしちょっと歩いただけのドブロウ゛ニクの町は本当に美しく、一目で気に入ってしまいました。山の斜面にへばりつく様に作られたこの町はオレンジ色の可愛らしい家々が程よい間隔で立ち並び、石畳の細い階段が真っ青なアドリア海に向って続いています。

僕は学生時代、映画監督の大林宣彦が自信の生まれ故郷でもある広島県の尾道を舞台にした映画を観て、その町の美しさにえらく感動して尾道まで行った事があります。ここはまさに尾道のクロアチア版。宮崎駿の世界そのものと言った感じです。

ここだけでも十分いい感じなのに、本物のアドリア海の真珠は一体どんな所なんだろうか?

まだここからは城壁すら見えない旧市街。中途半端に見えるよりも全く見えない所に宿を取って正解だった様な気がしました。


親子丼風

夜は久しぶりの日本食。ブエノスアレスでユウキ君から教わった親子丼と、米炊き名人ダイチ君直伝のふっくらご飯でお腹一杯、日本食を食べました。この4日間は完全自炊を目指して頑張るぞー!!


明日が本当に楽しみ

何かを見る為にこんなにワクワクしているのはいつ以来だろうか?