2006/6/30


17カ国目、シリア入国!!

世界唯一の大奇岩地帯、カッパドキアから15時間。途中、二回の乗り継ぎを経て、17カ国目、シリアに入国しました。今日はトルコとの国境から二時間程、行った所にあるシリア第二の都市、アレッポに宿を取り、のんびり旅の疲れを癒しています。


トルコとは全く違う眺め

トルコ側の国境の街、アンタクヤに着いたのが朝8時。そこからアレッポ行きのミニバンに乗り換え3時間半。ビザが必要なくらいなので、何かと面倒に思えたシリアのイミグレは思ったより簡単でした。数年前に行ったラオスのビザをこれはどこの国だ?と聞かれたくらいで、あっさりスタンプを貰えました。

ここから先、イスラム圏の国に入国する場合、仲の悪い国の入国スタンプがパスポートに押されていると入国を拒否される場合が有ります。その究極がイスラエル。この国のスタンプがパスポートに押されてしまうと、イスラム圏内の多くのの国に入国出来なくなってしまいます。それでもイスラエルに行きたいという場合は入国カードや別の紙にスタンップを押してもらい表向きは行ってない事にして入国します。しかしこの国の入国審査はとても厳しく短くて1時間、最長6時間くらい国境で足止めをくらい、荷物を全てチェックされると聞いたので、僕は行くのを辞めました。物価は高いし、そこまでしてでも行く価値の有る様な国には思えない。


Aleppo

こうしてお昼前に辿り着いたアレッポの街はトルコとは全く違う、ちょっと面白そうな街でした。何となく砂漠をイメージさせる街の色。今にも崩れ落ちそうなボロボロの建物。街を歩いているのはフセンインの様な顔をしたおっさんと、アラファト議長の様なターバンを被ったおっさん達。女性の多くは全身真っ黒い衣装に身を包み顔まで全て隠しています。

バスターミナルで話しかけてきた旅行会社の兄ちゃんの話によると、今日は国民の休日らしく、お店は殆どお休み。

また変な日に来てしまた…

チェックインした宿のフロントで僅かなお金を両替してもらい、取りあえず店が全部閉まる前に食料を確保しに外へ出掛けました。

僕の様な旅人にとっては平日も休日もあまり関係の無い事の様に思えるのですが、実はそうでもない。これまで僕が旅してきた国々では休日は本当に休日。9割のお店が閉まっており、街は静まり返っています。24時間、何かしらのお店がやっている日本の感覚でいると痛い目に遭う事があります。


やってきました激安天国!!

しかしいざ街を歩いてみると、人は少ないものの殆どお店はいつも通りの様な感じで営業していました。そしてビックリした事にこの国の人はみんな超親切で人懐っこい。歩いているだけで色々な人が「ハロー!」とか「ウェルカム!」とか言ってきます。

何だ?この国は??

カメラを向ければ喜んでポーズをとり、撮った写真を見せれば大人から子供まで集まってきて「俺も!俺も!」と、大騒ぎ。トルコでは話しかけてくるヤツは100%うさん臭いヤツばかりだったので、殆ど無視していました。しかしここではどうやら違います。みんな心から歓迎してくれている様子で、本当に良い人ばかりです。

そしてシリアは驚く程、物価が安く、待ってましたの激安天国です!!通貨の単位はシリアパウンド。1ドル約50シリアポウンド。上の写真のチキンの丸焼きはサラダやパン付きで何と100シリアポウンド(2ドル)!!ようやくお腹いっぱい外でご飯が食べられる国にたどり着きました。しかし困った事にアラビア語が全く理解出来ない僕には値段を言われてもサッパリ分からず、今の所、取りあえずお金を見せてそこから取ってもらう事しか出来ません。それでも多く取られている様子は全く無し。取られていたとしても物価が安いのでそれ程、痛くは無い。

本当にシリア最高です。

しかしこんな事もあろうかと、イスタンブールでアラビア語の会話帳をコピーしてきたので、これからは暫く使える言語だし、久しぶりに頑張って勉強する事にしました。


ボロボロだけど何か良い

こうしてすれ違う人達に手を振りながらすっかり芸能人気分で二時間程、歩き回っていましたが、まさに灼熱と呼ぶに相応しいこの街の暑さに最後は死にそうになりながら宿に戻ってきました。しかしこの街は最高に面白い。人の良さも然る事がならまるで今にも崩れそうなボロボロの街並もとても気に入りました。

という訳で一泊の予定を早速、二泊に変更。明日は4000年の歴史を持つアレッポの街をもう少し散策してみようと思います。


アレッポと言えばアレッポ石けん!!

それからシリアでは簡単に街の人々の写真を撮る事が出来ると分かったので、写真コーナーでのシリア編は街角スナップをたくさん載せる事にしました。ここに来るまではシリア人の顔なんて全く想像が出来ませんでしたが、まとめて見るとこれが意外に面白い。楽しみにしてて下さい。


肉屋のオヤジに襲われるmasato