2006/6/28


今日は奇岩ツアー!!

朝9時に宿まで迎えにきたバンに乗り、僕とショウジ君はカッパドキア一日巡りツアーに出掛けました。ツアー参加者は白人、トルコ人、韓国人と僕ら日本人二人の計15人。

カッパドキアはとにかくデカく、その中に見所が点在しています。もちろん自力でそれらを回る事も出来るのですが、時間や手間、それぞれの場所でかかる観光料などを考えるとガイド付きのツアーで回った方が実はお得だったりします。


ギョレメ・パノラマ

まずやって来たのは僕らが泊まっているギョレメ村を見下ろす高台にある展望スポット、ギョレメ・パノラマ。実は昨日、散々歩き回ってこれと同じ様な景色を既に観ていた僕らは特に感動は無く、半分くらいしか理解出来ない英語のガイドを聞きながらボケッと景色を眺めていました。


underground city

続いてやってきたのはデリンクユの地下都市。これは岩をくり抜いて造った巨大な岩窟住居で何と地下8階まであります。ここにはかつて4万人もの人々が暮らしており、寝室や食堂、教会、学校施設など生活に必要な物は全て揃えられています。カッパドキアの中にはこの様な地下都市がいくつかあり、それらはムスリムを強要するアラブ人から逃れたキリスト教徒が作った物と言われており、数キロ離れた地下都市同士がトンネルで繋がっている所もあるそうです。内には外敵から身を守る為の仕掛けや工夫があちこちに施してあり、まるで巨大迷路。この様な地下都市を造る事が出来たのもカッパドキア独特の地層のおかげ。柔らかい地層を見つけて掘れば畳6畳程の部屋がたった3日で掘れてしまうそうです。

それにしてもここに4万人って。今はライトが有るから良いけど、当時は恐らくロウソクか松明。日の光なんて全く届かないこの洞窟の中で人々は一体、どんな生活をしていたのだろうか?


ウフララ渓谷

続いてのメニューはカッパドキア独特の地層で作られたウフララ渓谷をトレッキング!!だったのですが、渓谷に着く直前、あれだけ晴れてい天気が一転し激しい雨。取りあえずトレッキングの後に予定されていたランチを繰り上げお昼休憩となりました。雨が降った事で気温が急激に下がり、参加者のテンションも急降下。食事が終わる頃には小雨になったものの、当然、道はグチャグチャで楽しいハイキング所では有りませんでした。

ちなみにこの渓谷の途中にはキリスト教の修道士が住んでいた5000もの住居と105個の教会が残されています。大昔から交易の要の地として栄えたカッパドキアには4世紀頃からキリスト教の修道士が岩を削った住居に住む様になり、彼らは外敵から身を守りながら神に祈りを捧げ、教会の天井にたくさんのフレスコ画を描いたそうです。

が、僕等にのんびりそれを眺める余裕は有りませんでした。


本物の惑星に使われた場所

そしてこちらは映画、スターウォーズの舞台として使われた巨大な岩窟住居群。言われてみればこんなシーンあったかもと、言う程度にしか分かりませんでしたが、前日にツアーでこの地を訪れたショウイチロウ君の話によるとヨーダが住んでいた場所だそうです。

頂上まで行く事は出来ませんが、この山の中は全て地下都市と同じ様に岩窟住居になっており人が立っている部分は教会などの施設があり、上は全て居住地になっているそうです。まるで大きなアリの巣状態。

こんな所に原始人ではないちゃんとした人間が住んでいたなんて…

今まで空想の世界だと思っていた映画の中の惑星が、実は地球上にあった事をこの時初めて知りました。


ケルバンサライ

ここはケルバンサライと呼ばれる、中国からローマまで続くかつての交易ルートの途中にある商人達の宿泊施設。内部には積み荷を引く動物ごと入れる宿泊所やハマム(トルコ式サウナ)、食堂、礼拝堂などがあり、トルコ国内にはこの様なケルバンサライの跡がいくつも残っています。この交易ルートを何と二年もかけて歩いたという商人達は政府に積み荷の1割を払うと国内全てのケルバンサライが利用出来たそうです。


パジャバー地区

そして最後に辿り着いたのがカッパドキアで最も変な形の岩があるパジャバー地区。まさにキノコの様な形の岩がそこら中に生えているこの場所はカッパドキア巡りのメインイベント!!だったのですが、再び降り出した雨のおかげでゆっくりキノコ岩を眺めるどころでは有りませんでした。しかしさすがカッパドキアを代表するヘンテコ奇岩群だけあって雨の中でも中々の見応えでした。

ちくしょー晴れていれば…

こうして午後7時。無事?にツアーは終了し、僕等はクタクタでギョレメ村に戻って来ました。雨さえ降っていなければ、あと3倍は楽しかった筈のツアーでしたが、おかげで3倍の疲れが残った苦い思い出となってしまいました。

ギョレメ村とキノコ岩だけで十分だったかなぁ〜。

まぁそんな事は行ってみなければ分からなかった事。カッパドキアその物には満足したので良しとしよう。

という訳で、ツアーを終えた僕等は早速、移動開始。実はツアー中、文句ばかり垂れていたショウジ君は8時の夜行バスに乗り、早くもシリアへ向い旅発ちました。僕が次に向うアンカラはここから5時間の所に有るので、僕の出発は明日の朝イチ。ここでイランビザを取ったらその足で彼の後を追い掛けます。

明日からは久しぶりの一人旅。