2006/6/2


雨のヴァチカン

ローマ3日目。昨日の歩き過ぎの影響がモロに出て、今日は7時に起きれませんでした。まだ起こしに来ないのかなぁ〜と、思いながら布団に踞ってうだうだしていると、気付けば気付けば8時半。

しまった!

大急ぎで下の階にある食堂に行くと、とっくにテーブルは片付けられ宿の人々は早くも出掛ける準備をしていました。いくら体中がキムチ臭くなると言っても、ココ程ボリュームのある朝ご飯を食べられる場所は他に無いので本当にがっかりでした。

今日はローマ最終日。ヴァチカン市国を見に行き、明日の電車のチケットを買う事くらいしか予定が無かったので、午前中はホテルで日記を書きながらのんびりと過ごしていました。

この宿はとても奇麗だし、ご飯も美味しい。それにネットも使い放題とあって本当に快適です。現在、ここに宿泊している日本人はボクの他に男性が二人。女性が三人。後は韓国人が5、6人。スタッフは全員韓国人なので日本語はおろか英語も通じません。しかしみんなとてもフレンドリーで、今いる宿泊者同士も程よい距離感を保ちながら仲良くやっています。

普通の日本人宿なら宿泊者は全員日本人。そこにいると日本にいるのと全く変わらないという感じがしますが、旅をしている韓国人は殆どが英語を話せるので、彼らとのコミニュケーションは英語。今まで同じアジアの旅人とはあまり話をした事が無かったし、白人より親近感があるので何となく話し易い気がします。今回、初めてこの様な宿に泊まってみてこの快適さは意外な発見でした。

と、そんな事を考えながら日記を書いていたらお昼過ぎ。ホームページを更新しようと食堂へ行くと、たまたま食事中だったこの宿のおっちゃんとおばちゃんに誘われ、ちゃっかりお昼ご飯をご馳走になってしまいました。ラッキー!!ちなみにこのおっちゃんは僕の事を何故か気に入っていて、喫煙所で会う度に全く意味不明な韓国語で10分以上も僕に話しかけてきます。どこの国へ行っても分かったフリをするのだけは得意なので適当に笑ったり相づちを打ったりしていますが、このおっちゃんは僕が理解していないという事を分かっているのだろうか?

お腹も一杯になった所で午後からローマの街へ繰り出しました。今日のローマは生憎の曇り空。今にも雨が降り出しそうな天気でした。まずは長距離列車の発着駅であるテルミネ駅へ行って、明日のベネチア行きの切符をゲット。いつもは良く分からなくて混んでいる窓口で切符を買っていたのですが、今日は恐る恐る自動券売機を使ってみると、これが思ったより簡単でアッという間に切符を買う事が出来ました。それにイタリアの列車はビックリする程安い。ローマからベネチアまで4時間の道のりを全席指定の特急列車で44ユーロ。フランスのパリからボルドーは3時間で50ユーロ以上した事を考えると格段に安いです。出発は明日の朝8:55。これで移動の準備は整いました。


年間来場者数8億人

やらなければならない事はアッという間に終わってしまい残すは観光のみ。キムチ臭いゲップを我慢しながら地下鉄に乗って世界一小さな独立国、ヴァチカン市国へ向いました。

予想通り途中で雨が振り出し、駅の構内で30分以上も雨宿り。小雨になった所で外へ出て、いざ大きな門をくぐりヴァチカン市国の中心にある大きな広場に入ってみると、とにかく凄い人。ヴァチカン市国は面積0.44平方メートル(東京23区の1400分の1)、人口約800人。世界一小さな国にも関わらずカトリックの総本山であるこの国には年間で8億人もの人々が訪れているそうです。しかし国と言ってもドコに境界線があるのかも分からないし、パスポートにスタンプを押してくれる訳でも無いので、カトリックの信者でも無い僕にはタダのだだっ広くて奇麗な広場と建物にしか見えませんでした。


サン・ピエトロ大聖堂とおもちゃの様な兵隊

とは言え、折角来たからには教会くらい入っておこうと、30分以上も並んで世界最大のカトリック教会、サン・ピエトロ大聖堂の中へ。


Basilica di San Pietro

ミケランジェロ作「ピエタ」と、聖ペテロのブロンズ像(みんなが触る為にツルッツルに光っています)

恐らく僕が今まで訪れた教会の中で、カトリックの中では最も神に近い場所にあるのであろうサン・ピエトロ大聖堂はとにかく立派な建物で滅茶苦茶デカイ。1626年に完成したこの教会はミケランジェロやベルニーニなどのルネッサンス、バロック時代を代表する一流の建築家や芸術家の手によって建てられたそうで、上の写真の丸いドームの上にも登る事が出来るのですが、有料だし、天気が悪かったので辞めておきました。


サンタンレロ城とパンテオン

思ったより早くヴァチカン見学が終わってしまったので、帰りは歩くか!と、ヴァチカンから1時間以上もかかる宿へ向って歩き出しました。見逃していたサンタンレロ城(2世紀のはじめにハドリアヌス帝が自分自身とその後のローマ皇帝の霊廟として作られた城。ヴァチカンの要塞としても活躍。現在は博物館になっている)の前を通ってパンテオン(現存するローマ建築の中で最も完全な形をとどめている。紀元前27〜25年に建築。世界最大の石造り建築)へ向おうとすると途中で大雨が振り出し、辛うじてパンテオンは見てきましたが、そこから地下鉄に乗り宿へと戻りました。


途中で雨宿り

これで僕のローマは終了!たった3日間でしたが、僕は本当にこの街が気に入りました。これ以上もみたい所は無いけど、この街並はいつまでも見ていたい。歴史あるローマの街を歩きながら「ここなら住めるかなぁ〜」なんて本気で考えていました。

明日は早くもイタリア最後の地、水の都、ベネチア!ここはお金が無いのでどうしようかなかり迷ったのにどうしても諦められ無かった場所です。ローマに来て他の人に聞いてもやはり素晴らしいとの事だったのでかなり楽しみにしています。

頼むから安宿が見つかります様に!!