2006/6/15


ここは本当にヨーグルトの国

ソフィア2日目。天気は快晴。思ったよりボリューム満点だったホテルの朝食に大満足。

ソフィアで僕が泊まっているホテルはバックパッカーズ・インというユースホステルの様な安宿です。ドミトリーで1泊9ユーロ(約1300円)、朝食付き。昨日は思ったより高いし、部屋も何となく窮屈だったので違う所に移ろうかと考えていたのですが、今朝の朝食に満足しやっぱりここに留まる事にしました。

僕がこの宿にやって来た目的はトルコから先の情報収集です。実はここは日本人の宿泊者が多く泊まっている事で半日本人宿化しており、そんな宿には大体、情報ノートという物が置かれています。これはその宿に泊まっていった旅人が書き残していくノートで、そこにはその街の安いスーパーからネット屋、オススメのお店などの表情報から夜のお遊び情報、周辺諸国の事など下手なガイドブックよりよっぽど役に立つ情報が山の様に書き込まれています。

そんな訳でブルガリアから先の情報は全く持っていない僕はこのノートを見る為にここにやって来たのですが、昨日読んだ限りではこれから向おうとしている中東の情報は殆ど書かれておらず、ここのノートは全く役に立ちませんでした。

ならばここに居ても意味が無い。

と、到着当初はちょっと凹み気味だったのですが、この宿で久しぶりに日本人の旅人と出会い、ナマの情報をたくさん聞く事が出来ました。

現在、ここに泊まっている日本人は僕を含めて3人。1人は昨夜、僕のすぐ後にやってきたおじさんバックパッカー、森さん。中国からシルクロードを2ヶ月半で旅し、最後はドイツで先日の日本戦を観て来たそうです。しかしあまりにひどい試合内容に腹を立て試合終了前にスタジアムを出て、そのまま飛行機で日本に帰ろうとしたのですが、飛行機代があまりに高くて諦め、安く日本に帰れる国を探して48時間も電車に乗ってソフィアにやって来たそうです。

ちなみに僕の先日のオーストラリア戦、やっている事すら全く知らずにモスタルからサラエボに向うバスの中にいました。しかしたまたま食事休憩で降りたレストランのテレビで試合を放映しており、しかも日本が勝っている!これはラッキー!と、何も頼まずにテレビに釘付けになっていました。しかし最後までは観れずに僕は1−0で日本が勝っている時のまま、一人大喜びでバスに戻りました。なので悲惨なこの結果を聞いたのは森さんの口から。森さんのショックと同じくらい僕もショックでした。

あそこから3点なんてあり得るのだろうか?

恐らくみなさんも同じ気持ちだと思います。

話は戻って、そんな森さんは恐らくかなり年配なのですが、滅茶苦茶元気で、滅茶苦茶面白い。それもその筈、よくよく話を聞くと何と職業はライター兼ジャーナリストで今回の旅もしっかり本になって出版されるそうです。森さんから聞くシルクロードの話はとても面白く、エジプトから先のルートがまだ確定していない僕は、アフリカに行く金は無くても、その辺なら何とかなりそうなので真剣に行ってみよかと考え始めています。

そしてもう一人の旅人はこの旅で出会った2人目のシマ君(1人目はメキシコのサンクリで出会いました)。彼は3月末にトルコであった日食を見る為にやって来て、その後、中東、エジプトを周り最後に物価の安いソフィアでのんびりして明後日、トルコから日本に帰るそうです。シマ君が持っている情報はまさに僕が欲しかった物、その物でとても参考になりました。なんせ中東に関して全く何も知らなかった僕はシリア入国にはビザが必要だった事も知りませんでした。彼は僕が避けようと思っていたイスラエルやレバノンにも行っており、話を聞いていたらその辺にも行ってみたくなってしまいました。

段々と先の事が分かって来てはいるのですが、まだまだ分からない事だらけだし、ビザも取らなければならないので、どうやら次のイスタンブールには少し長く滞在する事になりそうです。


Sofia

と、前フリがかなり長くなってしまいましたが、今日は一日中、特に見所も無いソフィアの街を歩き回ってしました。

ブルガリアと言えばヨーグルト。美しい街並と美しい自然に包まれた国。僕は勝手にそんなイメージを抱いていました。しかしヨーグルトはまさにその通りでしたが、後は全く想像とは違っていました。ソフィアはの街はここが首都?!と、言いたくなる程、小さいし、どちらかと言うと貧しさ全開といった感じです。昨日の列車でもセルビアの国境を越えてブルガリアに入った途端に景色がガラリと変わり、その様子が分かりました。

しかし…


バルカン半島最大の教会、アレクサンダル・ネフスキー寺院

相変わらず女の子は可愛く、街はアジアの様な貧乏臭い活気に満ちていて中々、面白い所です。


再会に乾杯

そんなソフィアの街をフラフラ歩いていたら、ローマの韓国人宿で一緒だったタツヤ君に道でバッタリ再会しました。彼とはあれ以来どこで会えるかと、ずっとメールのやり取りをしていたので、これにはビックリ。思わず公園のビアガーデンで乾杯という事になりました。


これで約2ユーロ(280円)!/肉料理にもヨーグルトがかかっています

ここまで全く同じルートで旅をしてきた僕らは同じ様な所で躓き、同じ様な所で興奮し、同じ様な物を見て微妙に違う事を考えながら旅をしていました。

旅って本当に何が起るか分からない。

チョットした事で今までの気分がガラリと変わり、周りの環境もガラリと変わる。ここの所、少し落ち込み気味だった気持が、たくさんの出会いで再び上向きになって来た様な気がします。

明日は何が起るのかなぁ。