2006/6/13


久しぶりの観光日和

今日もベオフラードは文句無しの良い天気。ホテルの朝食を食べ、早速、街に繰り出しました。


ベオグラードのメインストリート、クネズ・ミハイロバ通り

ガイドブックを読んだ限りではそれ程、見所らしい見所は無いベーグラード。と言うのも旧ユーゴスラビアの首都でもあったこの街は数々の戦争の舞台になっており、観光スポットになる様な歴史的建造物が殆ど残っていません。しかしその街並はアルゼンチンのブエノスアイレスの様な感じで明るく活気に満ちています。どうせベオグラードもサラエボとさほど変わらないだろうと思っていたので、これには凄く驚きました。


みんなの憩いの場所、カレメグダン公園

特に行きたい場所もなかったので、メインストリートのミハイロバ通りを抜け、公園に行ってみました。ベオグラードの中心を流れるサヴァ川を見下ろす高台にあるカレメグダン公園には城塞跡などがあり、この街で唯一、歴史が残っている場所です。とても大きく、手入れもしっかり行き届いた公園で中には博物館などもあります。城塞跡から見るサヴァ川の眺めはとても素晴らしく、地元の人々に混じって長い城壁に腰掛け、暫く景色を楽しんでいました。

空を見たのは何だか久しぶりの様な気がしました。


廃墟どころか大都会

公園で暫く待ったりした後はひたすら街歩き。旧ユーゴスラビアの首都でもあったベオグラードには元社会主義国だけあって馬鹿デカイ建物が目立ちます。しかし当時の様子を伝える様なものはどこに無く、通りにはオシャレな洋服屋やカフェが延々と続き、新たな街として生まれ変わっていました。

セルビア・モンテネグロはその名の通りセルビア人の国です。彼らは僕が今まで通って来たクロアチアやボスニアとばかつて敵だった人々。これらの国にいた時はセルビア人の影は薄く、どちらかと言うと悪い奴らなんだろうなと言う印象を持っていました。しかしベオグラードの街を見て、セルビア人の強さを実感しました。サラエボなんて比にならない。どっちが好きとか嫌いとかは全くありませんが、今までは目に見えなかった民族の違いがここに来てハッキリと分かりました。


聖サヴァ教会

街外れまで歩いて辿り着いたのは大きな教会でした。ここはギリシア正教系の教会では世界最大の大きさだそうで、ギリシア正教がどういうモノかは良く分かりませんが、世界最大という言葉に惹かれて行ってみました。しかしこの教会、外身は写真に収まらない程、デカイのに中は空っぽ。隅っこの壁に小さな神様の絵の何枚か掛けられているだけで、人々はその神様に向ってお祈りをしていました。

神様なんて何でもいいんだろうなぁ〜

僕もさすがに歩き疲れてここで少し休憩。ベンチに寝転がって一休みと思ったら二時間近くも寝てしまいました。


観光客用の廃墟

ホテルに帰る途中、政府関係機関の建物が並ぶ大通りを歩いていると、突然、滅茶苦茶デカイ廃墟に遭遇しました。この通りは1990年のNATO軍による空爆で多くの被害を受けた場所なんだそうですが、これ以外の建物は完全に修復されており、近代的なビルが並ぶ中で異様な存在感を放っていました。今のベオグラードの街並を見ていると修復したり解体する事は簡単の様に思えるので、恐らくわざと残している、そんな感じでした。

こうして今日一日で観光らしい観光は全て終わってしました。別に詰まらない街では無いのですが、明日も夜まで時間があると思うと、僕にはもうやる事が思い付きません。

という訳で夜行で次の街、ブルガリアのソフィアに向うのは辞めて、朝イチの列車に乗ってソフィアに行く事にしました。そうすれば夕方には着ける。本当なら今すぐにでも駅に向いたい気分だったのですが、宿代を二泊分払ってしまったので大人しく朝を待つ事にしました。

ブルガリアのソフィアはベオグラード以上に見所も無く、僕も何となく行っておくか程度の興味しかありません。しかしブルガリアは嬉しい事にかなり物価が安い国らしい。実はサラエボの寒さにやられてココの所、少し疲れ気味なのでソフィアで3、4日くらいゆっくりしようと思っています。その後はいよいよトルコのイスタンブール。ギリシャは行こうと思っていましたが、物価が高いので辞めました。それに僕は先を急ぎたい。

ヨーロッパの終わりが段々と見えてきました。