2006/5/20


本当に久しぶりの一人旅

朝6時半。ドアを閉めた物音で目を覚ましたミカちゃんに家の下で見送ってもらい、小雨の降りしきる中、地下鉄の駅へと向いました。要らない物は彼女に持って返ってもらい、持ちきれなかった物は大竹邸に置いてきたにも拘らず、新たに10冊近くも文庫本やアフリカのガイドブック等を荷物に加えたので、スペースは空いた物の20日ぶりに背負ったバックパックの重さは殆ど変わっていませんでした。

ボルドー行きの特急列車が出るモンパルナス駅までは、地下鉄を乗り継いで30分ほど。一時は回復したかに見えた僕の体調は、徹夜で大荷物を担いで歩いた疲れと地下鉄独特の匂いで再び悪化してしまい、「大丈夫、大丈夫」と何度も心の中で呟きながら1分でも早くボルドー行きの列車のシートに踞る事だけを考えていました。

パリ最終日…

ある程度は予想していた事態でしたが、まさかここまでとは思ってもいませんでした。


やっと着いた!!

と、ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。てっきり2人がけのシートだと思っていた僕の座席は丁度車両の真中部分に当たり、そこだけ何故か向かい合わせの4人掛けシートになっていました。しかも通路側。これから向うボルドーはこの列車の終点ではないのでゆっくり寝ていられない事は分かっていたのですが、酒臭くて明らかに酔っぱらっているこの顔を正直もう誰にも見せたく有りませんでした。そんな僕の思いもむなしく、向いには馬鹿デカイ白人の兄ちゃん。

くそー!!大竹の野郎!!

今頃、気持ちよく寝ているであろう彼をこの時ばかりは叩き起こして連れてくるベキだったと後悔しました。と、思いつつも、辛うじて列車が動き出すまでは起きていましたが、気付けば乗車券を握り締めながら zzz...

さらばパリ…


AM 10:25 ボルドー着

こうして何とか乗り過ごす事も無くボルドー駅に降り立ちました。天気は雨。少し寝たおかげで体力も大分回復し、駅のツーリストインフォメーションで貰った地図を頼りに紹介してもらった安宿へと無事にチェックインしました。

ずぶ濡れになりながら30分以上も歩いたボルドーの街ですが、僕は一目見て何となく選んだこの街を気に入りました。それ程大きくは有りませんが、街並はパリにも勝る美しさ。それでいて大都会の様な騒々しさは無く、ゆっくりと時間が流れています。

とは言え、今日は雨。

街歩きは明日にして今日はひたすら眠る事にしました。

僕にとってはまさに恵みの雨。明日は良い天気になります様に!