20006/5/2


花の都へやって来ました

パリ2日目。昨日はこれでもかというくらい凹んでいましたが、目が覚めると気分はいくらか楽になっていました。しかし、胸の中に渦巻く自己嫌悪の念と、この先の不安はどうしても拭いきれず、それに彼女に会えて嬉しいという気持ちが相まって、感情の浮き沈みが激しい一日でした。

とは言え、二人でいられる時間は限られている。

今のうちにやらなければならない事はとっとと片付けて、一人になってから考えればいい事は取りあえず後回しにして、彼女が帰国する6日までは二人で楽しく過ごす事だけに集中しようと思います。

そんな訳で、今日は昨日買ったマドリッド行きのリターンチケットをキャンセルし、後は二人でのんびりパリ観光を楽しんでいました。

僕は、パリはおろかヨーロッパの地を踏むこと自体、今回が初めてです。一方、6年間もロンドンに留学していた彼女は、その間にヨーロッパの国々をいくつか回り、パリには何度も来た事があります。当然、アルゼンチンで買ったパリの地図しか持っていない僕よりもこの街に詳しく、何処へ行くにも僕は彼女の後ろを付いて行くだけの完全なる「お上りさん」状態でした。

それにしてもパリの街並はビックリするくらい奇麗です。アルゼンチンのブエノスアイレスでも街並の奇麗さに感動しっぱなしでしたが、それとは比にならないくらいの美しさ。

これまで旅で知り合った多くの人から「ヨーロッパはとにかく奇麗」と、聞いていましたが、今一、その「奇麗」という意味が分かりませんでした。しかし、実際にパリに来てみて、その言葉の意味が良く分かりました。まさに奇麗としか例え様の無いパリの街。東京の青山や代官山辺りの「何かこの辺オシャレだなぁ」と、思う街並を10倍くらい奇麗にしたモノが丸ごと全部と言った感じです。何もかもが何かとオシャレ。そしてこの街は世界有数の大都会に関わらず、その中心を流れるセーヌ川の様にゆっくりと時間が流れています。


絶好の昼寝日和

僕らはそんなオシャレな街をどこまで歩き、何を食べても美味しそうなパン屋さんでサンドイッチを買い、ディズニーランドの様に奇麗な公園の芝生で昼寝をして、いつまで経っても日が暮れないパリの街を満喫していました。

2ヶ月近く前からこの街で再会する計画を立てていたにも関わらず、6日間の旅行プランはおろか、ホテルすら当日まで決められなかった僕らですが、美しいパリの街並と美味しい食べ物、そして、久しぶりに会えた彼女が隣にいるだけで僕には充分の様な気がしました。