2006/4/23


今日の予定はボクシング!

128戦108勝83KOという輝かしい戦績を持つアルゼンチンの英雄、カルロス対13戦全勝13KOと波に乗る若手コロンビア人ボクサー(名前は忘れてしまいました)の一戦は誰もが予想しなかった結果に終わりました。

カルロスの4ラウンドKO負け。

彼がダウンした時、誰もが自分の目の疑い、場内が一瞬、凍り付きました。そしてその数秒後にははち切れんばかりのブーイングの嵐。完全に熱くなり過ぎてしまった観客達は、勝ったコロンビア人の黒人ボクサーに対して本気で差別用語を連発していました。そして遂にはケガ人が出る程の乱闘騒ぎに発展し、場内は一時、パニック状態。


アルゼンチンの英雄、カルロス(右)

それくらい彼に対する会場の期待度は高く、アルゼンチンのボクシングを全く知らない僕等でも、彼の写真と戦績を見ただけで確実にこっちの方が強いと思っていました。しかも地元での試合となれば負ける筈が無い。

そんな訳で、前の試合から暇つぶしにどっちが勝つかにタバコをかけて勝負していた僕とダイチ君も、この試合だけは「何ラウンドでカルロスが相手を倒すか」に賭けていました。ちなみに前の試合は僕が応援して選手が開始10秒、僅か1発で相手をKO。アッという間にタバコ一箱をゲットしました。

まさに誰も予想もしなかった結果に終わったボクシング観戦でしたが、盛り上がっていたのは試合中と最後の乱闘くらいで、前半に外でビールを飲み過ぎてしまった僕らは、最終試合が始まる頃にはクタクタになっていました。会場を出たのは深夜2時。どんなに遅くなっても安全なこの街ではこんな時間までボクシングの試合をやっています。


メインイベントだけ入場はK1並

しかし初めて観るリングサイドでのボクシングは中々のド迫力でした。僕らが座っていたのは7列と、少しリングから離れていたのですが、飛び散る汗やボディーに食い込む鈍いパンチの音を間近に感じる事が出来ました。

ただ、欲言えばもう少し前で観たかった。7列目だと自分の前にもたくさんのお客がいて前が見え難いし、リング上の様子もが丁度顔のあたりにロープが被ってしまい、大事なシーンを見逃す事が多々ありました。全部で7試合行われた試合も、待ち時間が長い割には詰まらない物が多く、会場の雰囲気もあまり良くありませんでした。そんなストレスが最後の試合で一気に爆発してしまい、乱闘に騒ぎになってしまったのですが、場内の巨大スクリーンにボコボコにされて頭から血を流した男性が映し出されているのを観て、やはり勝負事になると熱くなり過ぎる南米人の血を久しぶりに肌で感じました。

ある意味、いい思い出になったボクシング観戦でしたが、ホテルに戻って来た頃にはみんなフラフラで、僕も真っすぐ部屋に戻りそのまま寝てしまいました。

ヨーロッパ出発まで、あと8日