2006/4/22


アルゼンチンと言えば牛

今日はこの宿で知り合ったタカさん、イチダイさんと一緒に、久しぶりに街へ繰り出しました。

僕等は明日の夜、ボクシングを観に行く事にしました。明日の試合は街でポスターを良く見かける程、有名な選手が出場するらしく、その対戦相手は13戦全勝13KOのコロンビア人。この話を昨夜、タカさんから聞き、みんなで観に行く事にしました。しかも座席は70ペソ(2500円)のリングサイド。ちょっと高いなとは思ったのですが、リングサイドで観るボクシングは最高に面白いと力説するタカさんを見て、僕も行ってみたいと思いました。

どうせ予定なんか何も無い…

僕等がバスに乗って出かけたのはラバージェ通りにあるチケットセンター。ここで前売りチケットを購入し、今日の予定はアッという間に終了しました。しかしチケットを買ったお店で改めて明日の試合のポスターを見てみると、やはりとても強そうなヤツがアルゼンチンとコロンビアの国旗をバックにドデカく映っていたので、リングサイドで観る明日の試合が増々楽しみなりました。

先にホテルへ戻るというタカさんと別れ、僕とイチダイさんは街をフラフラ歩く事にしました。チケットを買いにやって来たラバージェ通りは歩行者天国になっていて、道の両サイドにたくさんの映画館が並んでいます。レストランやお店もたくさんあり、この街のメインストリートしていつも賑やかな通りです。

ちなみに僕は近所にこんな通りがあった事すら知りませんでした。そしてイチダイさんから平日なら一本6ペソ(200円)で映画が観られると聞いたので、週明けにでも映画を観に行く事に決めました。

特に行きたい場所が無かった僕等は適当に気になるお店を覗きながら、ブエノスの港まで行ってみました。プエルトマデーロ地区と呼ばれるこの辺りは、ボカ地区にあるボカ港に変わって新しく作られた港です。近年、再開発の手が加えられ、レンガ作りの旧保税倉庫をレストランやショッピングモールにしたり、運河を挟んだ対岸には超高層マンションや高級ホテルが建ち並んでいます。言ってみれば横浜の赤レンガ倉庫周辺の様な雰囲気で、僕等はカップルに混じって大きな運河を眺めていました。

ブエノスの街を知り尽くしているイチダイさんはとても面白い人で、職業は坊主。スペイン語学校に通いながら、この街にある同宗派のお寺でお手伝いの仕事をしています。幼い頃は駄菓子とファミコンに夢中だったというイチダイさんは、坊主になった今でも旅や遊びが大好き。当然、僕とは何かと気が合い、ビクトリアに来た頃から毎晩の様に朝まで遊んでいた仲でした。僕はイチダイさんの様な坊主に初めて出会い、宗教に対する考え方がまた少し変わりました。

どこの世界にも自分と同じ様な考え方をしている人はいる。

ブッダやガンジーが長い旅をしながら教えを世に広めた様に、坊主にとって旅は決して無駄な経験では無いと思います。そしてここでの沈没も恐らく修行の一部。久しぶりにまた会いたいな、と思う旅人に出会いました。

この街を既に知り尽くしているイチダイさんの後を付いて一日中、外を歩いていましたが、やはりまだ通りの名前を覚える事が出来ず、帰って地図で確認しないと自分がどの辺を歩いていたのか分かりませんでした。

もっと外に出なければ…

明日は取りあえずボクシング!!
最近、覚めつつある僕の情熱に再び火はつくのだろうか?

ヨーロッパ出発まで、あと9日。