2006/4/14

誰かが部屋のドアをドンドンと叩く音で目を覚ましました。

???

まだ先ほどまで行われていた送別会の疲れが残っており、体が重い。今何時かも分からない。それでも叩き続けるドアの音にようやく起き上がり、ドアを開けると、そこに信じられない人が立っていました。

何でいんの?!?

真っ先に口から出たその言葉に彼は「知らねーよ!」と答え、そのまま倒れ込む様に僕の部屋に入ってきました。

何とユウキ君と二人で見送ったダイチ君は、とんでもない理由で日本に帰る事が出来ませんでした。

アルゼンチンからロサンゼルスを経由して日本へ帰るチケットを持っていたダイチ君は、空港でチェックインしようしたら、「アメリカを経由するならビザが必要」と、言われ搭乗を拒否されてしまったそうです。「日本人がアメリカに行くのになんでビザが必要なんだ」と、何度抗議しても全く相手にされず。訳が分からなくなってしまったダイチ君はそのままトボトボと戻ってきてしまいました。

時刻はまだ朝の5時半。その話を聞いた僕はそんなハズは無いと、もう一度、彼に空港へと送り出しました。しかし結果は同じ。取りあえずアメリカ大使館へ行って来いと、カウンターで突き返され、さっき戻ってきた時より更にしょんぼりとした様子で部屋に戻ってきました。

しかも世間は今日から4連休。当然、大使館なんかやっている訳が無いので、ダチ君は必然的にブエノスに後5日は残らなければならなくなってしまいました。ロスまでのチケットは日付が変更出来る様ですが、ロスから東京行きのチケットはパー。これまで全く前例のないこの事態に、宿のみんなもどうアドバイスをすればいいのか分からない状態です。

ダイチ君は無事に日本へ帰れるのだろうか?

僕も午前中にユースホステルから荷物を移し、今日から本格的にビクトリアホテルの住民としてダイチ君の帰国プロジェクトに出来る限りの協力をすることにしました。といっても出来る事と言えば、落ち込んでいる彼を励ますくらいしかないんだけどね。

4連休の初日。今日は雨が降っていた事も有り、殆ど外に出る事もなくみんなでダイチ君の愚痴を聞きながらのんびり過ごしていました。

ヨーロッパ出発まであと17日。

取りあえずダイチ君が帰るまではここに居るかな