2006/3/4


さらばサルバドール。

12時起床。徐々に体が通常モードに戻りつつあります。しかしまだ寝足りないのか今日は一日中体がだるく頭がボーッとしています。カーニバルを終えたサルバドールの街はほぼ完全にいつもの状態に戻っています。あれだけ滅茶苦茶になっていたのに恐るべき回復力。ブラジルはこういう所は意外にちゃんとしています。のんびりと静まり返った街の道端に残る僅かなゴミだけが、辛うじてカーニバルの存在を思い出させてくれます。

今日はいよいよ二人とも重い腰を上げ、次なる移動の準備を始めました。次の目的地はリオデジャネイロ。バスターミナルで明日の10時半発のリオ行きの切符を買いました。移動費の高いブラジルは歩くだけでHPが減っていくドラクエの沼の中を旅している様な気分です。サルバドールからリオまでナント約100ドル。せっかく自炊で節約していたお金もちょっと移動するだけでアッという間に無くなってしまいます。といっても動かない訳には行かないので仕方が無い。とにかくこの国を一日でも早く出るのが最善策なのですが、実は僕にはもう一つこの国でやっておきたい事がある為、ダメージエリアを脱出するにはもう少しかかってしまいそうです。


僕らにとっては遠かった旧市街。

その後は久しぶりに旧市街へ行ってきました。まだカーニバルの飾り付けやオブジェが街のあちこちに残っていましたが、観光客もそれ程多く無くこちらも完全にいつもの顔へと戻っていました。特に目的も無くブラブラと街を歩き、途中でご飯を食べ、7時にはホテルに戻ってきました。もうこの街に思い残す事は無い。最後の夜も二人で見つけたお気に入りのホテルの屋上でのんびりと過ごしています。

1ヶ月以上に渡ったダイチ君との二人旅は恐らく次のリオが最終目的地となります。サルバドールで部屋をシェアする事を決めていた僕らはこの1ヶ月間ある意味離れたくても離れられない関係にありました。かといって仲が悪かったという訳ではなく、お互いに程よい距離感を保ちながら毎日楽しくやっていました。僕らはとにかく色々な事を話しました。ペルーのブーノでも、ボリビアのラパスでも、ブラジルのサルバドールでも。時には別々にシングルの部屋に泊まる事もありましたが、顔を突き合わせてはくだらない事を言い合っていました。しかも僕らは「遊ぶ時には徹底的に遊ぶ!」という同じ考え方を持っており、どんな時でも二人っきりでガンガンに遊んでいました。全くお互いに遠慮する事なく。僕にはこれが何よりも嬉しい事でした。もし彼と一緒じゃ無かったら、僕はカーニバルにすら来なかったかも知れません。予想以上にホテルは高かったし、何より一人では一週間あのお祭り騒ぎにどっぷり浸かる事は出来なかったと思います。しかし僕は交渉事や、人から情報を集める時には申し訳ないと思いながらもダイチ君の語学力に頼りっきりでした。だから他の部分でそれをカバーしなくてはと色々とやっていましたが、ここまで二人で順調に旅が出来たのも、カーニバルを思いっきり満喫出来たのもやはりダイチ君のおかげだと思います。本当に有り難う。

リオではボサノバの名曲「イパネマの娘」の舞台になっているイパネマビーチと、高さ30mのキリスト像が上に立つコルコバードの丘を見に行こうと思っています。実はリオはパスしてそのままサンパウロまで行こうと思っていたのですが、大学時代、ボサノバが好きだった事もあってやはりイパネマビーチだけは見ておこうと思い直しました。リオはとてつも無くデカイ街で見所もたくさんあります。しかしブラジル一物価が高いとも言われているので僕にはこれだけで充分。2日程滞在して次はサンパウロへ向います。ダイチ君はここでサッカーの試合を見るらしく、僕の観光地巡りが終わった時点で二人旅はその幕を閉じます。

明日は移動日。デジカメが壊れたショックはまだ引きずっていますが、取りあえず新しい旅への好奇心はまだまだ失っていません。僕の予定では南米旅行も残す所1ヶ月半。自炊ばかりで大分荷物も軽くなった事だし、カーニバルでもらった十分過ぎるエネルギーを武器に一気に南米大陸を駆け巡りたいと思っています。