2006/3/18


ここでいつも足を止める。

サンパウロ滞在も残す所あと二日。体調も殆ど回復しました。という訳でいよいよ明日、移動します。今日は早起きしてバスーミナルへ行き、明日の17時半発のチケットを買ってきました。

目的地はイグアスの滝巡りの基点となる街、フォトドイグアス。

ここが待ちに待ったブラジル最後の滞在地です。一ヶ月以上に及んだブラジル滞在の最後にとっておきの見所を残しておきました。世界遺産にも登録されているイグアスの滝は滝幅4キロ、落差80mという超巨大な滝です。行った人の話を聞くと誰もが大絶賛で、その迫力たるや凄いものがあるらしい。イグアスの滝は僕が旅を始める前から知っていた数少ない観光スポットで、まさに南米ハイライトの一つでした。それにようやくこのダメージゾーン、ブラジルを抜ける事が出来るとあって本当にワクワクしています。


Museu de Arte de Sao Paulo

バスのチケットを買った帰りに今日のもう一つの目的地、サンパウロ美術館に行ってみました。バスターミナルから地下鉄を乗り継いで30分程行ったパウリスタ大通りのど真ん中にあるこの美術館はスーツ姿の人々が行き交うビジネス街でひと際目立つモダンな建物でした。普段美術館巡り等全くしない僕が何故ここに来たのかと言うと、ただ何となくブラジル人のアート感覚に興味があったからです。大自然の恵みを充分に受けながらも、都会的感覚を持ち合わせるブラジル人はある種独特の感性を持っている様に思えます。そんなブラジル人の面白い作品が見たくてこの美術館を選んだのですが、中は中世の宗教画等が多く展示されていて、建物のインパクト程興味がある作品はありませんでした。僕が興味を持っているのはやはりモダンアートです。理解不能なんだけど何となく分かる様な気がするあの世界を見ていると、自分ももう少し好きな事をやってみようという気になれます。ヨーロッパには面白そうな美術館がいくつも有りそうなので学割が利く所は覗いてみようと思っています。


都会の森林浴スポット。

美術館があるパウリスタ大通りからは歩いて帰りました。ちょっと一休みしようと入った美術館の目の前にあるトリアノン公園は都会のど真ん中にある公園ではこれまで僕が入った中で最高に奇麗な公園でした。巨大な樹々が鬱蒼と生い茂る森の中に細い散歩道がいく筋も有り、みんな程よい距離感で置いてあるベンチに座って一休みしていました。ブラジルの公園はどちらかと言うと危ないと言うイメージが強かったので、これは新しい発見でした。

夜は僕がペンション荒木に忘れて来た上着を届けてくれたまおこちゃんと二人で、あの旨い中華屋でお別れ会を開きました。本当は荒木に行っても良かったのですが、あそこに行くと必ず朝までコースになってしまうので、ご飯を食べてから真っすぐホテルに戻ってきました。折角治りかけた風邪をここで悪化させる訳にいかない。

明日は約10日ぶりの移動日です。そして46日ぶりの一人旅が始まります。バスは夕方なので出発前にこの街の中にある移民資料館という所へ行ってみようと思っています。ここでは1908年に始まった日本移民の歴史を写真や当時の資料で見る事が出来るそうで、まおちゃんの話に寄ると、ここに行けば移民に関する大体の事が分かるそうです。

僕はイグアスの滝の後にパラグアイにある日本移民が暮らす村を訪れようと思っています。この村は広大な大豆畑に囲まれた超平和でのどかな所なんだそうです。彼らがどの様な状況でここに来る事になり、どの様に生きて来たのかあまり詳しい事は分かっていないので、行く前に少し勉強しておこうと思いました。

そんな訳で明日も早起き。取りあえず部屋一面に広がった荷物を片付けなければ。