2006/3/13


今日は初めてのサッカー観戦

今日は久しぶりに熱狂してしきました。サンパウロFC対コリンチャンズのサンパウロダービ−は2−1で僕等が何となく応援していたサンパウロFCが勝利を収めました。
先取点を取った時と、サンパウロFCのキーパーがPKを止めた時の盛り上がりはカーニバルの熱狂に匹敵する凄さがありました。一番安い席にいる8人組の日本人は嫌でも目立ち、試合が終わる頃には回りに友達がたくさん出来ていました。

試合が行われたのはセントロからバスで40分程行ったサンパウロFCのホーム。一時間前には中に入っていた方がいいと荒木に住んでいる日系人から聞き、僕等は昼過ぎに宿を出ました。キックオフは四時。サッカーと聞くと色々な人が集まって来て気付けばメンバーは8人にもなっていました。ブラジルでビジネスを始める為に荒木に一ヶ月程滞在しているケイタさん。トランコーゾで荷物を全部盗まれたのに元気に旅を続けている女の子、まおこ。サッカー雑誌に記事を書いているライター兼旅人と言う方。更に僕と同じく世界1周旅行中のシステムエンジニア、勇三くんなど実に様々な旅をしている人ばかりでした。ちなみに勇三くんはサンパウロで僕が泣く泣く諦めた視力矯正手術をし、視力が0.08から1.2に復活した羨ましい旅人です。

この事については興味がある方もいると思うので説明しておくと、ブラジルでは日本で50万円くらいする視力矯正手術が僅か1000ドルで受けられます。しかも先生は日本人です。僕は日本にいる時にこの事を知り、旅に出たら本気でその手術を受けようと考えていました。もしメガネが無かったらどれだけ楽か、それはメガネの人にしか分からない事だと思います。しかしその夢もブラジルでの大出費とデジカメの故障等によって諦めざる終えなくなりました。この後ヨーロッパが待っている事を考えると、ここで1000ドルはどう考えても使えません。僕の懐事情はそれほど厳しい状況にある事を最近実感し始めました。このままでは日本に帰れなくなる、と言ってもそんな訳には行かないのでキッパリと手術は諦めました。

別にメガネでも見える景色はそれ程変わらない…

僕はメガネのままの僕で旅を続ける事にしました。ただこの宿で勇三くんと出会ってしまい、その気持ちが揺らいでいます。メガネの無い生活が本当に羨ましい。そんな訳で今日もメガネが吹っ飛ばされない様に押さえながら、サンパウロFCのファンに混じって大騒ぎしていました。

ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗ってスタジアムへ着くと、サンパウロFCのユニホーム着たサポーター一色。両チームのファンは一緒にするとすぐケンカになるので、チケットを買う段階から場所が分かれています。警察も厳戒態勢で警備を行っており、ただならぬ雰囲気が漂っていました。殴り合いは日常茶飯事、たまに殴られる事もあると言う程危険なサッカー観戦ですが、それなりにお金を払えばちゃんとした席に座ってゆっくり観る事も出来ます。しかし僕らは本場のブラジルサッカーを体験する為に一番安い席でもみくちゃにされながらサンパウロFCを応援していました。


撮れた写真はこれだけです

実は僕はサッカーを生で観る事自体が初めての経験でした。元々野球少年だった僕はサッカーにはあまり興味がありません。日本代表の試合なら観てみたいけどJリーグは観たいとも思いませんでした。その程度のサッカーファンでも絶対に楽しめるくらいブラジルのサッカー観戦は面白いです。そしてやはりデンジャラスでもあります。キックオフと同時にあちこちからいい匂いがし始め、後半には僕等のすぐ横でケンカが始まり、逃げる人の波に飲み込まれそうになりました。しかしビックリする様なプレーが連発するハイレベルなサッカーと、アツ過ぎるサポーターの熱気に僕は興奮しっぱなしでした。
今日は面倒なのを覚悟でデジカメを持っていったのですが、こんな日に限って一枚目の写真で充電が無くなってしまい、何も撮る事が出来ませんでした。自分の不注意とは言え、悔やんでも悔やみきれないミス。アルゼンチンに行ったらもう一度サッカーを観に行こうと考えているので次は必ずこの興奮を写真でお伝えします。

クタクタで宿に戻って来たのは8時過ぎ。サッカー観戦がこんなに疲れるとは思っていませんでした。ギュウギュウ詰めのバスにはとても乗る気になれず、宿までタクシーで帰ってきました。誰も自炊する気力が無く、サッカーライターの人、御用達の近所の中華料理屋でご飯を食べました。宿から歩いて5分程所に有り、滅茶苦茶空いているのに滅茶苦茶旨いお店でした。これから困った時はここでご飯を食よう。

明日は待ちに待った月曜日。ダイチ君は明後日、この街を出るためイグアスの滝へ向うバスチケットを買いに行きます。僕もとっととデジカメを日本に送り返し自分の旅を始めなければ。

このままここに居ても風邪が治りそうに無いのでホテルを移ろうか真剣に悩んでいます。