2006/2/6


静かな日曜日。

サンタクルスには第2次世界大戦後に日本からやって来た沖縄、九州の人々やその子孫が多く住んでおり、郊外にはコロニアルオキナワと呼ばれる日本人居住区やそれ以外にもいくつかの日本人居住区があります。歩いていて日系人を見かける事はありませんが、街には日本の食材を売るお店や、日本食レストランがあります。昨夜はそんな中の一件、「レストランけん」という日本食レストランで、この旅初の「カツ丼」を食べてきました。ダイチ君は「唐揚げ定食」。まさにおふくろの味でした。そして、ここは値段的にもとてもリーズナブル。日本の漫画もたくさん置いてあり、既に帰り道の段階で明日もここに行く事が決定しました。


こんな所にも日本がありました。

更にその帰り道、気分良く夜の街を歩いていると、街の中心の広場でカーニバルが行われていました。たまたま、昼間にタクシーの運転手のおっさんにこの話を聞いた僕らは、地元民に混じって観賞してきました。次々とやってくるトラックに積んだ巨大スピーカーから爆音で音楽を流し、その後ろで派手な衣装に身を包んだ地元の学生達が楽しそうに踊っていました。規模こそかなり小さめでしたが、まるでブラジルのカーニバルを思わせるこのイベント。アッという間に終わってしまったので、一緒に楽しむとまでは行きませんでしたが、大迫力のその様子を見て、増々、本場のカーニバルが楽しみになりました。


みんなどこへ…。

そんな訳で昨日もすっかり夜更かししてしまいました。昼過ぎに起きた僕らは今日も全く予定無し。取りあえず腹ごしらえをしようと街へ繰り出すと、日曜日のサンタクルスは殆どのお店がシャッターを閉めており、人影も全く無く、ビックリするくらい閑散としていました。だからといって決して物騒な訳ではなく、ただ死ぬ程、暑くて誰も外に出たがらないだけでした。住宅街に足を運ぶと、みんな日影に椅子を出してのんびりと休日を過ごしている様でした。だた、メルカド(マーケット)へ行ってみると、そこだけは多くの人で賑わっていました。僕らはそこで遅めの昼食をとり、その後は宿へ戻って、中庭に椅子を出し、昨日と同じ様にまったりと一日を過ごしました。ダイチ君はポロポロとギターを弾き、僕は溜まっていたホームページの更新作業をしていました。本当にのんびりとした一日。

明日は移動日。サンタクルスはボリビアからブラジル、パラグアイ、アルゼンチンへ抜ける為の基点の街となっており、各方面にバスと電車が出ています。僕らはバスでブラジルに向うつもりでいるのですが、この時期、ボリビアは凄まじい量の雨が各地で降っており、道路事情が大変な事になっている様です。旅行者が行く所はそれ程の被害を受けていない様ですが、新聞を見ると、どこの街だかは分かりませんが、まるでハリケーン、カトリーナに襲われたアメリカの街の様な状況になっていました。そんな訳で、道路状況を確認する為に、夕方、バスターミナルへ行ってみると、しっかりバスは走っていました。電車の方が時間がかかるし、多分、かなり揺れて快適には過ごせそうにないので、やはり僕らはバスで国境を目指す事に決め、その足で昨日行った「レストランけん」で日本の漫画を読みながら相変わらず美味しい日本食を食べ、宿に戻りました。


やはりボリビア人もサッカー大好き。

帰りがけに街の中心の広場で何やら人だかりが。皆、青いサッカーのユニフォームに身を包み、大きな旗を振り回しながら大騒ぎ。回りの人に聞いてみると、地元のサッカーチームが大きなトーナメントで勝利したとの事でした。まるで、日本がワールドカップで勝利を収めた時の様な盛り上がりっぷりで、僕らもその列に混じって一緒に広場を歩き回っていました。暖かい所に来たからなのか、それともブラジルが段々と近付いて来たという事なのか、人々の性格がメキシコの様なラテンのノリになってきました。そして、やはり可愛い女の子が滅茶苦茶多い。少し暑すぎるのがやっかいな所ですが、ただただ歩いているだけで楽しいサンタクルス。

しかし、明日は移動日。いよいよ本家本元のラテンの国へ突入します。