2005/12/7


旅人の景色は一日毎に変わる

海抜0mのトロピカルリゾートから、海抜1550mのコロニアル都市「オアハ
カ」にやってきました。シボルテの蒸し暑さから解放され、カラッとした気候が
とても心地よいです。しかし朝晩の冷え込みは南国から来た身にはとってはかなり厳しい。

この街はオアハカ州の州都。といってもメキシコシティーの様なゴミゴミした感じは無く、古き良きコロニアル風の街並を今も残す、とても奇麗な街です。街の人々も穏やかで、山岳民族の血が段々と濃くなってきているのか、今まで僕が見てきたメキシコ人の顔とはちょっと違い、日本人そっくりな人なんかもいます。

それにしても昨夜の移動は本当にしんどかった。シボリテを出たのが夜8時。そ
こからボチュトラという街まで行き、バスでオアハカに向かおうと思っていので
すが、シボリテからの乗り合いタクシーが中々捕まらず、やっと乗れたと思った
ら、今度は良く分からない街で放り出されてしまいました。そこから再びタクシーに乗り、何とかボチュトラへ。何としても安くボチュトラまで行こうと思っていた
のに結局、2回のタクシーで100ペソも使ってしまいました。

更に今度は事前に調べておいたポチュトラからオアハカに向かう11:00のバスが昨日は運行していませんでした。このままここで1泊しようかとも思ったけど、無駄な出費は避けたかったので、違うバス会社を探し、何とか10:30の乗り合いバンに乗に乗り込みました。

これで一安心。車で寝て朝にはオアハカだ!

と喜んでいたのも束の間。ポチュトラからオアハカへの道のりは、ガタガタのクネクネのとんでもない山道でした。4列シートのバンはぎゅうぎゅう詰め。なのにドライバーは横転するんじゃないかというくらいの猛スピードでカーブを曲がるので、右に左に体ごと振り回され、とても寝れる様な状態ではありませんでした。やっぱり早起きして朝のバスに乗れば良かったと心から後悔。

しかし、この日の災難はこれだけで終わりませんでした。

10時間くらいかかると聞いていた、ポチュトラ〜オアハカ間がこのドライバーのおかげで6時間で着いてしまいました。少し道が良くなってきてウトウトとしていたら、いきなり隣の乗客に起こされた。時計を見ると午前4時。

またしても真夜中に着いてしまった。

しかし、多少は予測していただけに今回は冷静でした。後数時間どこかで待てば
日が昇ってくる。ただ、唯一の予想外はただのバンでやって来てしまったので、
ただの道端で降ろされてしまった事。バスターミナルならどこでも寝る事が出来
そうだけど、ここではちょっと難しそう。取りあえずドライバーにソカロ(街の
中心にある広場)の場所を聞いてそこで夜明けを待つ事にしました。

ベンチに荷物をワイヤーでくくり付けこの旅初めての野宿。滅茶苦茶寒くて、絶対に寝れないなと思ったのですが、気付けばベンチに寝っ転がって3時間くらい寝ていました。この1ヶ月で僕も大分、神経が図太くなってきたようです。

そんなこんなでようやく朝を迎え、無事に宿にチェックインしました。今日の宿
は1泊70ペソのドミトリー。朝から10件程、宿を回って一番安かったここに
決めました。

オアハカはこの美しい街並とモンテアルバンという世界遺産が近くにある事で結構な観光地になっています。そのため、宿も含めて物価はちょっと高め。シボリテでは本当に何も考えずにお金を使っていたので、ここからメキシコを出るまでは節約生活に入ろうと思います。

オアハカはとても小さな街です。主要な観光スポットは全てソカロを周辺にあり
1日あればこの街の殆どを歩く事が出来ます。そんな小さな街なのですが、何世
紀も前に建てられた建物がとても奇麗な状態で残されており、街全体が本当に美
しい。そして、高い建物が殆ど無いので、どこからでもこの街を取り囲む山々の
景色を眺める事が出来ます。メキシコ特有の色鮮やかな街並と空と山のコントラス
トが何とも言えず、歩いているだけでいい気分になってきます。

今日は市内をひたすら歩き回って、そんな景色を写真に収めていました。そして、観光となると大活躍するのが、メキシコシティーで作った「学生証(偽)」。これがあれば美術館や遺跡が殆どタダで入れるので、本当に嬉しい限り。今日も博物館で38ペソも払っている観光客を尻目に学生証で受付をスルーしてきました。

オアハカの観光名所でもあるサンペドロ教会に併設されたオアハカ文化博物館は中身はスペイン語で良く分からないのですが、教会も含めてこの建物が素晴らしい所でした。この街の建物は一見、外から見ただけでは中がどうなっているのか分からないのですが、この教会はとてもつもなく大きく、そして、美しい所でした。


サンペドロ教会


ちなみにこの建物の中は…







ゲーセンです

ここでの滞在は2泊。明日は世界遺産「モンテアルバン」に行ってきます。