2005/12/21


今度こそ!3カ国目グアテマラ入国です。

とにかく長い一日だった。そして、無事に3カ国目、グアテマラに入国しました。今はグアテマラ第2の都市、ケツァルテナンゴにいます。到着したのが夜だったので、この街がどうなっているのか今一つ良く分かりませんが、とにかく何とか宿まで辿り着けてホッと一安心です。

メキシコでの最後のホームページの更新を済ませ、タパチュラから40キロ離れた国境の街、シウダーイダルゴにやって来たのがお昼前。天気も良く、順調に行くかに思えた国境越えですが、ここからが大変だった。

グアテマラとの国境には川が流れており、看板に従って橋の入り口まで歩いて行くと、メキシコ側の国境に立っていた警官にパスポートにスタンプが無いからここからは入れないといきなり突き返されてしまいました。僕はてっきりこの橋の何処かにイミグレーションがあるとばかり思っていたので、予想外の事態に困惑していると、自転車タクシーの兄ちゃんがイミグレはここから3キロも離れた場所にあると教えてくれた。コイツは僕がバスを降りた時からしつこく付きまとってきて、結局、国境まで着いてきたヤツでした。イミグレは遠いから乗って行けと誘ってきたが、僕に手持ちのペソが200ペソ札2枚しか持っておらず、出来ればこのお金はそのまま、グアテマラの通貨であるケツァールに両替したかったので、ここでお金を使いたくありませんでした。しかし、3キロも離れた場所までこの荷物を持って、地図も無しで行くのはあまりにも無謀だと思ったので、仕方なく10ペソだという、この自転車タクシーに乗る事に。そして、ここからが今日の災難の始まりでした。

イミグレは確かに凄く遠かった。猛暑の中、僅か10ペソの為にこんなに走ってくれる兄ちゃんに少し感謝していると、国境でお金を払う時になって10は10ドルの10だと言い出しました。10ドルと言えば100ペソ。当然、お金は持っているが、そんな額払いたくもない。さっきは確かに10ペソだと言っていたので、僕もムキになって言い返すと、その金額はバスターミナルからさっきの国境までだとコイツも言い返してきました。そして、汗でびっしょり濡れたシャツを必死にアピールしながら、10ペソじゃジュースも飲めないと言いやがる。まさか最後の最後でこんな事になるとは。実は今朝も通りすがりの兄ちゃんに目の前で「チーノ(中国人)」を連発され、あまりにムカついたので胸ぐらを掴んで「俺は日本人だ!」と日本語で怒鳴り返してしまいました。ちょっとやり過ぎたかなと反省していたのに、その怒りが再び込み上げてきて、気付くと顔をギリギリまで近づけて日本語で怒鳴っていました。しかし、払わない訳にもいかないので値段交渉を始めたのだが、途中でどうでも良くなってきて、半分の50ペソで手を打つ事に。どっちにしても僕は200ペソ札しか持っていなく、コイツもお釣りなんか持っている訳ないので、国境にあった銀行でお金をくずし、ようやく一件落着。

今回の僕の旅は肝心な所でいつも上手く行かない。でも、旅ってこんなもんなのかな。

こうしてやって来た国境はどう考えても旅行者が通る様な所ではなく、両国の商売人達が物資を運ぶ為に使う、貨物用の国境でした。イミグレと言ってもメキシコ側は高速道路の料金所の様な所。車と一緒に並んで出国スタンプをもらい、ようやく40日間のメキシコ旅行が終わりました。自分でもここがガイドブックに載っている様な所では無い事は分かっていたのですが、今からまた最初の国境まで戻る気にもなれず、大型トラックにびゅんびゅん追い越されながら、一人、歩いて国境にかかる橋を渡りました。止めどなく流れる汗もそのままに黙々と歩いていると、横を通りかかった車の人が、冷たいペットボトルの水をプレゼントしてくれました。最後は嫌な事で終わりそうだったメキシコの旅ですがこの水で救われた様な気がしあました。

しかし、グアテマラに入っても災難はまだまだ続きました。今度はこっち側のイミグレがどこにあるか分からない。何個か建物があったので入ってみるが、どこも違う。そして、どこで聞いてもみんな違う場所を教えてくれる。ひどい人は2時まで昼休みだと言っていた。滅茶苦茶暑いし、前と後ろに2つもリュックを背負っているため、Tシャツは気持ち悪いくらい汗でびっしょり。そして、苦労の末に辿り着いたイミグレはオフィスなんてものでは無く、道にテーブルが一つ置いているだけでした。入国審査もかなり適当な感じで、あっさり90日のスタンプをゲット。

入国手続きが無事に済むと、今度は今日の目的地であるケツァルテンゴに向うバスを探さなければなりませんでした。本来なら始めに行った国境の先にはテクン・ウマンというグアテマラ側の街があり、そのバスが待っているハズでした。しかし、ここはテクン・ウマンからも大分、離れた回りに何一つ無い辺鄙な場所。どうしたらいいのか分からず、取りあえず歩き出すと、またしても自転車タクシーが近寄ってきました。バスターミナルまで100ケツァール。僕がケツァールを持っていないと言うと、今度はヤミ両替屋が寄ってきて、手持ちのペソを買ってやると言ってきました。どちらにしてもペソではこの先もどうにもならないので、多分凄く悪いレートで取りあえずのケツァールを手に入れました。ちなみに1ドルは約8ケツァール。このお金で再び、自転車タクシーと交渉し、何とか40ケツァールで交渉が成立…かに見えたのですが、街へ向う国道に出ると「40ケツァールではここまでだ」と言われ、何もない道のど真ん中で降ろされてしまいました。いい加減、自転車タクシーには頭がきて「後いくら出す?」と言ってきた運転手に40ケツァールを投げつけ、街へ向って歩き出した。

もう、2度と自転車タクシーには乗らない!

しかし、果てしなく続く1本道の先にはまだ街は見えなませんでした。これ以上歩く気にもなれず、この旅初めてのヒッチハイクに挑戦しました。すると意外にもあっさり車が停まってくれ、ようやくグアテマラ側の国境の街、テクン・ウマンに辿り着きました。

街に入ると景色が一変しました。僕が今まで見てきたメキシコの街とは全く違い、とにかく貧しい。道もデコボコだし、走っている車もボロボロ。街の人々もメキシコの様なあか抜けた感じが全くありませんでした。そして、空き地の様な場所に設けられたバスターミナルにはアメリカから中古でやって来たボロボロの黄色いスクールバスが数十台停まっていました。バスと人と動物でごった返すその風景はまさにアジアの混沌とした感じ。

「やはりここからは今までの様には行かない」

バックパックがちゃんとバスの上に積まれたかをちゃんと確認してから黄色いスクールバスに乗り込みました。元々は子供達の通学用のバスなので座席は固く、とても狭い。普通に座っているだけなのに膝が前の椅子にぶつかってしまう。しかも、これでもかというくらい、人と荷物でぎゅうぎゅう詰め。まさかここまで違うとは思ってもいませんでした。メキシコはやはり中米じゃないというのを初めて実感。写真なんか撮ってる場合では無かったので、その様子はまた今度。

こうして黄色いスクールバスを2回乗り換え、ケツァルテナンゴに到着したのが午後6時を回った頃でした。バスを降りて、街の中心に向うミニバスを探していると、いきなり目の前でケンカが始まり、どういう経緯かは分からないけど、一人を数人掛かりでボコボコにしていました。今日はこれ以上、面倒な事には巻き込まれたく無かったのでタクシーを停めて街に向いました。


バスから見えた景色。

そんなこんなでやって来た3カ国目、グアテマラ。慣れるまではかなり時間がかかりそうですが、バスから見えた景色はとても奇麗でした。年明けにはペルーに飛ぶので20日程しか、滞在出来ませんが明日からはこの国を徹底リサーチしたいと思います。

取りあえず、この街の近くには温泉で有名な村がいくつかあるので明日は久々に湯船にゆっくりしたいと思います。