2005/12/15


ジャングルに埋もれた街、パレンケ

パレンケ遺跡への基点となる街、パレンケ。山道を下るバスの窓から見えたこの街の景色は、果てしなく広がるジャングルの一部を切り開いたというより、今にもジャングルに飲み込まれそうな程、深い緑に覆われていました。

また新しい街にやって来た。

暗くなり始めた空に浮かぶ満月を見ながら僕はドキドキしていました。

バスターミナルを出ると、すぐにコレクティーボ(乗り合いバス)に乗り換え、この街から8キロ離れた遺跡の方へ向いました。今日の宿はサンクリストバルのカサカサに滞在している方に教えてもらった「パンチャン」という所です。

パレンケには遺跡の近くのジャングルに何件か宿泊施設があります。お値段もハンモックで寝れば300円程度の所から100ドル以上もする高級ホテルまで様々。当然、回りはジャングルなので、それぞれの宿にはレストランから何でも屋、プール、インターネットカフェまで必要な施設は全て揃っています。僕が向ったパンチャンはその中でもバックパッカーが集まるお手頃な宿。本当に何もない1本道で車を降り、真っ暗な森の中を進んで行くと目指すその宿はありました。初のハンモックにチャレンジしようと思ったのですが、この時期は夜かなり冷え込むとの事だったので、今日は奮発して1泊120ペソ(1200円)のバンガローに泊まる事にしました。

それにしてもこのロケーションは凄すぎる。バンガローに向う道は足元に僅かな光があるのですが、ハッキリ言って回りが何も見えません。果たしてここが本当にパンチャンという宿なのかも良く分かりません。聞こえるのは虫の声と、時たま聞こえる猿の「キーキー」という鳴き声のみ。間違いなくこの旅一番のロケーションです。

しかし、バスから満月が見えた事でフルムーンパーティーへの期待が一気に高まってしまい、パレンケの街で何も食料を買わずにここに来てしまいました。仕方なく、中にあるレストランで食事を済ませ、パティーの始まりを待つ事にしたのですが、いつまでたってもその気配がありません。

もしかして、今日は満月じゃないの?

と思い、レストランの方へ行ってみると民族楽器を使ったバンドのライブが行われていました。そして、ライブが終わると今度はファイアーダンスショー。2本の鎖の先に炎を灯し、それを自由自在に振り回しながら踊るこのショーも中々見応えがありました。

日本だったらこんな山奥のホテルに泊まってショーを見たら、いくらかかるんだろうか?メキシコではたったの2000円でこんな体験をする事が出来ます。楽しい事好きのメキシコ人には本当に感心する。しかし、盛大なDJパーティーを期待してきた僕にはちょっと物足りませんでした。取りあえず、明るくならないと何がどうなっているんだか良く分からないので今日は寝る事にします。

そして、明日はジャングルに眠る古代遺跡パレンケに行ってきます。