2005/12/13


今日の予定はジャングルクルーズ!

旅に出てから、丁度1ヶ月が経過しました。世界は思っていたよりも何倍も広く、僕はまだ2カ国目のメキシコにいます。ただ、この1ヶ月でかつて旅をしていた頃の勘が大分、戻ってきました。そして、この1ヶ月間で僕はすっかり旅人になってしまいました。始めの頃は右も左も分からず、自分が本当に旅をしているとう実感が全くありませんでした。でも、今は違います。僕が振り返る過去は昨日までいた街での思い出で、思いを馳せる未来はまだ見ぬ景色への憧れです。日本で生活していた頃の自分の姿はもはや遠い昔の記憶の様に思えます。毎晩、一抹の不安と共に眠りにつき、大いなる期待と共に目を覚ます。

「さて、今日は何をしよう?」

アドバイスは色々あっても、僕の旅を作るのは僕しかいない。自由とは何もかも自分で決めなければならないという事。前に進むのも、そこに留まるのも。あれだけ避けていた自炊生活も気付けば当たり前の様にやる様になりました。日中は足が棒になるまで街を歩き回り、夜は日記を書いてから眠りに就く。そんな生活がすっかり体に染み付いてしまいました。僕は今、旅の真っただ中に居ます。


CANON DEL SUMIDERO

今日は、この街から乗り合いバスで2時間程行った所にある「スミデロ渓谷」という所に行ってきました。高さ数百メートルにも及ぶ垂直に切り立った岩山の間を大きな川がゆったりと流れており、その川をモーターボートで2時間程クルージング。日本のガイドブックには載っていない場所なのですが、とにかく眺めが素晴らしいのと、野生の動物達をたくさん見る事が出来るとあってメキシコ人や観光客で賑わっていました。

出発早々、2mを越える巨大なワニに遭遇。思わず興奮して写真を撮りまくっていましたが、よーく考えると何でこんな所にワニがいるの?って場所であんぐりと口を開けて日向ぼっこをおり、ピクリとも動かない。

もしかして偽物?

メキシコ人だったら、剥製のワニを置いとくくらいの事はやりかねない。結局、このワニ以外の動物には会う事は出来ませんでしたが、何千年もかけて自然が作り出したこの景色は迫力満点。目の前に迫る岩山を切り裂く様に進んで行くモーターボート。この雄大な景色を前にして、人間はあまりにも無力でちっぽけな存在の様に感じました。

しかし、2時間も狭いモーターボートに乗っていた為か、異常なくらい今日は疲れてしまいました。その後はどこにも行く気がせず、部屋のんびり過ごしています。

そして、今日は嬉しい出来事が一つありました。メキシコシティーのペンションアミーゴに忘れ物の件で電話をしたら、5日後にこちらに来る人が見つかったので、その方が持ってきてくる事になりました。実はいつ来るか分からない郵便を待つくらいならメキシコシティーに戻ろうと考えていたので、これはかなりラッキー。

これにより今後の僕の動きも大体の目処がたったのでお知らせ致します。明日はこの街で諸々用事を済ませ、明後日から2泊3日でパレンケという、ここからバスで5時間程行った所にある街に行ってきます。ここにはジャングルの中に埋もれた古代遺跡、「パレンケ遺跡」あります。

更に満月の夜には遺跡近くのキャンプ場でフルムーンパーティーが行われているという情報もゲットしました。深夜になると月明かりに照らされた遺跡にも、忍び込めるそうです。そして今日、月を見たら満月は丁度、明後日くらい。これはいいタイミングという事で遺跡と一緒にフルムーンパティーにも参加してきます。パレンケへの小旅行を終え再びこの街に戻ってくると、忘れ物が届いている頃。その後は、いよいよグアテマラに向かいます。

当初の予定では陸路で南米を目指そうと思っていたのですが、実はパナマとコロンビアの間は陸路での越境が難しいという事が分かりました。そして、僕がこれから向かう中米はグアテマラ以外、それ程見所がなく、誰に聞いても残りが4ヶ月なら早く南米に行った方がいいとのアドバイスを貰いました。

と、いう訳で僕は年明け早々、グアテマラから一気にペルーへ飛びます!いきなりの飛び道具ですが、これで一気に今までの遅れを取り戻せるし、これまでアメリカ大陸を旅してきて「早く南米に行ってみたい」という気持ちが強くなりました。1月10日までにはペルーに入り、僕の南米旅行の最大の楽しみの一つである「マチュピチュ遺跡」を目指します。

そしてもう一つ。今の僕の最大の悩み事は「どこで年越しをするのか?」という事です。クリスマスはハッキリ言ってどうでもいい。でも、年越しはバスの中だったなんて事だけは避けたい所。出来れば29日くらいには何処かの街に入って、賑やかな所で年を越したいと考えています。今の予定では20日前後にはグアテマラに入り、旅行会社が年末休暇に入る前に首都、グアテマラシティーでペルー行きのチケットを購入する。それからどこかの街へ移動し、楽しく年越しをする。

年越し場所の候補としてはリビングストーンという街を考えています。カリブ海に面したこの街はベリーズとの国境近くにあり、黒人しか住んでいないというちょっと変わった街。中米のカリブ海沿いには、かつて奴隷として連れて来られた黒人達の子孫が暮らす街が数多くあります。彼等はガリフナと呼ばれ、他の中米の街と違う独自の文化を築いてきました。彼等は英語を話し、音楽が大好き。ガリフナの伝統音楽やレゲーのライブが街中の至るとこで行われているらしい。恐らくカウントダウンも盛大なパーティーが繰り広げられる。出来ればカウントダウンパーティーに有りつきたい僕にはもってこいの場所という訳です。しかし、グアテマラに入ると一気に交通事情が悪くなるらしく年末までにここに辿り着けるかは微妙な所。

僕の年越しの行方は如何に!?