2005/12/10


また新しい街にやってきました

旅に出て二回目の雨。バスは予定通り朝9時にバスターミナルに到着しました。外へ出ると今までより格段に寒い。そして、回りに見える山々がオアハカよりも更に近くなっていました。

深い霧に包まれたその街はサンクリストバル・デラスカサス。

チアパス地方の中心にある、マヤの村々に囲まれたこの街は、民族衣装を着たマヤ文明の末裔であるインディヘナ(ネイティヴ・メキシカン)が今でも多く住んでいます。今までの街では見せ物としてしか見れなかったインディヘナの生活がこの街ではまさにそのまま営まれています。街行く人々の多くは普段着として鮮やかな民族衣装を着ており、女性は布に包んで赤ん坊を背負って裸足で歩いています。顔立ちも今までのメキシコ人とは明らかに違います。

街についてまずやる事はホテル探し。実は僕がこの街にやってきた最大の目的はペンション・アミーゴで知り合った富永さんに会う事です。アミーゴに忘れたiPodのケーブルをこの街にある日本人宿「カサカサ」で富永さんから受け取るまで、僕はここに居なければなりません。取りあえずその宿へ行こうと思ったのですが、昨日のアキ君からのメールで到着が遅れると聞いたので、違う宿を選びました。

ここは馬上さんがサンクリストバルに行くなら是非と薦めてくれた場所で、シングル1泊60ペソ(600円)!僕が今まで泊まったシングルの最安値でかなり快適な所です。ドミトリーだと40ペソだったのですが生憎、そちらは満室。でも60ペソでシングルなら大満足。馬上さん有り難うございます。

今日は移動明けでしかも雨と言う事で部屋にこもって日記の整理をしようと思ったのですが、食料を買いに街に出てみるとまたもやパレードに遭遇してしまいました。何のイベントかは全く分かりませんでしたが、これで一気にテンションが上がってしまい、一日中街をフラフラ。


車の荷台にはミス・サンクリストバル的な女性達


続いて子供達の大行進


BGMを担当する先生

メキシコの街の構造は大体どこも同じ様に作られています。街の中心には必ずカテドラル(教会)とソカロ(広場)があり人々の憩いの場となっています。そして、もう一つ必ずあるのがメルカド(マーケット)です。僕はこのメルカドが大好きです。メルカドの面白さがその街の印象を大きく変えるという程、メルカドにはその街の全てが詰まっています。迷路の様に露天が並ぶその中に足を踏み入れると、現地の人々の生活を垣間みる事が出来ます。見た事もない野菜や果物が並び、豚や鳥はそのままの形で売られています。美味しい屋台が並び、そして、いつもラテンの人々の活気で満ち溢れています。

この街の近隣には更に小さな先住民族の村もあり、そこへも行く事が出来るので明日はそっちに行ってみようと思っています。ここでは更にディープな暮らしぶりを見る事が出来るそうです。

しかし、残念なのはその村内では写真を撮る事が出来ないという事。写真を撮られると魂を抜かれると思っている人が多くいるからだそうです。そうじゃなくても勝手に人の土地にやって来てパチパチ写真を撮られたら誰でもいい気分はしないよね。でも、先住民族の人々は誰でも必ず写真を撮りたくなってしまうくらい魅力的です。女性は腰まである髪を両サイドで三つ編みにし、長いスカートをはいています。そして男女とも背が小さい。ちなみに左下の写真の露天は屋根は僕の頭と同じくらいの高さです。

みんな何か大切な物を守り続けながら生きている。

浅黒い肌に色鮮やかな民族衣装がとても良く似合っています。実はメキシコシティーに居る時、アミーゴで同室だったキューバ人のエドさんに「写真を撮らせて下さい」というスペイン語を教えてもらいました。明日は初めてそれを試してみようと思います。

「プエド トマルテ ウナ フォト?」