2006/1/30


今日の予定は島巡り。

7時にホテルの前に迎えにきたバン乗り込み、僕らはチチカカ湖の島巡りツアーへ向いました。昨日の夜にホテルのフロントでツアーの予約をし、本当に大丈夫なのかな?と思っていたのですが、いざ、車に乗ってみるとこのツアーには僕ら以外にも20人くらいの旅行者が参加していました。10分程でプーノの港に着くとそこから船に乗り換え、まずは藁で出来た浮き島、ウロス島まで40分の旅。船はクルーザーの様な感じで中にちゃんとクッションの敷かれた椅子が設けられていてかなり快適でした。島巡りと言っても、実際は5時間近く船の上なので、その辺はさすがにツアー会社の人も考えていると一安心。

チチカカ湖はアンデス山脈のほぼ中央、海抜3890mに位置し、面積は琵琶湖の12倍もあります。そして、汽船の航行する湖としては世界最高所にあります。本当に海の様にデカイこの湖は、僕が想像していた以上に奇麗な湖でした。プーノから始めに訪れたウロス島まではトトラと呼ばれる藁が果てしなく湖面に広がり、神秘的な雰囲気に包まれていました。


Islas Los Uros

こうして40分でウロス島へ到着。ここは島と言っても完全なる浮き島です。トトラを敷き詰めて作った大小40程の島に、チチカカ湖で最も古い民族と言われるウル族の人々が700人も暮らしています。一歩、歩く毎にズブズブと足が沈み、まるでクッションの上を歩いている様な感じ。その上に家があり、畑があり、動物が住んでいる。この島にある家も船も家畜のエサも全てトトラで作られているそうです。僕らが上陸出来る島は、限られているのですが遠くには学校がある島や病院がある島等があり、それらの間をトトラで作った船に乗り人々が行き来していました。僕らもトトラで作った大きな船に乗り込み隣の島まで20分程クルージングしてウロス島見物終了。こんな所で本当に人が住んでいるという事を考えると、かなり驚きでしたが、僕らが上陸した島には観光客を相手にする村人しかいなかったので、本当の彼等の生活が覗けなかったのがちょっと残念でした。


なんでもあります。

続いて向ったのはウロス島から2時間半も行った所にあるタキーレ島。昨日は船で2時間半って、チチカカ湖はどんだけデカイんだとビックリしていたのですが、時間がかかる原因はチチカカ湖のデカさも去る事ながら、この船は強烈に遅いという事でした。次の島は彼方に見えているのに関わらず、時速数キロで走る船はピッタリ2時間半かかってタキーレ島へ到着しました。


Islas Taquile

タキーレ島には、1600人のケチュア族と呼ばれる民族が住んでいます。彼等はインカ時代から続く、独自の生活スタイルを今もなお続けていて、電気、ガス、水道は無く、人々は自給自足、物々交換で生活しています。僕らはインカ時代から残る道を一時間程歩いて、村の広場へ向ったのですが、この途中の景色は本当に奇麗でした。日干し煉瓦で作った家々や石を積み上げて作った段々畑。水路には奇麗な湧き水が溢れ、その流れは彼方にある美しいチチカカ湖へと注いでいました。すれ違う村人は子供も大人も民族衣装を身にまとい、女性は糸を巻きながら、男性は編み物をしながら歩いていました。男が編み物というとちょっと違和感がありますが、彼等の作る民芸品の素晴らしさは、チチカカ湖周辺の村の中でも群を抜いているそうです。


今も残るインカの暮らし。

この島に着いた辺りから、ペルーで一番といってもいい程、いい天気になってきました。多くの観光客が訪れにも関わらず、全くそれとは関係がないかの様に村の人々はのんびりとした暮らしをしていて、何故か不思議と落ち着く所でした。正直、ウロス島が天気も悪く、内容も今一つだったので、本当は遠いので辞めようかと思っていたタキーレ島へ来て本当に良かったと思いました。帰りは船の屋根の上でのんびり昼寝をしながら2時間半。景色はグアテマラのアティトラン湖なんて比にならないくらい奇麗でした。


ペルーに来て一番の青い空。

帰りはホテルまで送ってくれるというツアー会社の人の申し出を断り、二人でチチカカ湖の湖畔で夕日を見てから宿へ戻りました。今日は日曜日だった事もあって湖畔は多くの人々で賑わい、何だかイイ雰囲気でした。そして、「今日はいい一日だった」と二人で大満足し、自転車タクシーに乗って宿へ戻りました。


嫌な思いでの残る自転車タクシー。

またしても居心地のいい街を見つけてしまいましたが、明日は移動日。チチカカ湖の向こう側にある5カ国目、ボリビアへ向います。3週間に及んだペルーの旅は本当に楽しかったです。グアテマラではちょっと凹み気味だったけど、思いきって南米に飛んで全く後悔はありません。この国に来て、メキシコやグアテマラで聞いた「南米は凄くイイ!」という言葉の意味が分かった様な気がします。大きいだけあって本当に見所が盛りだくさん。メキシコに比べると治安面の不安はありますが、観光大国ペルーはまだ旅行しやすい方だと思うので、南米入門編としてはお薦め出来ると思います。そして、是非、死ぬ前にマチュピチュを見に行って下さい。