2006/1/20


旅の始まりはいつもバスターミナル。

昨夜は何時に寝たのかも全く覚えていないのですが、目が覚めて時計を見るとまだ4時でした。凍えそうな程、部屋は寒く、何だか頭が少し痛い。高山病特徴として、夜中に突然目が覚めて、頭が痛くなると書いてあったのを一瞬、思い出したのですが、それを忘れる事にして、もう一度寝る事にしました。しかしどうも体に違和感があり、寝たり起きたりを繰り替えてしているうちに朝になってしまいました。今日は12:30のバスに乗り、アレキパの街へ向う予定。

起きてからも頭痛は続いていましたが、我慢出来ない程の痛みではありませんでした。例え、高山病になっていたとしても、アレキパはここよりも1000m以上、標高が低いので午後には治っているハズ。なった人から聞いたの程、大した事は無さそうなので安心しました。僕の体はどんな場所でも割とすぐに適応します。


Chivay

荷造りを終えて時間があったので、バスのチケットを買いに町へ出かけると、珍しく晴れていました。この町は僕が来てからいつも曇っていて、夜には雨が降っていました。そう言えばゆっくり町を歩いた事が無かった事に気付き、少し探検してみる事にしました。チバイの回りは見渡す限りの大自然です。その中で申し訳無さそうに、インディへナの人々がひっそりと暮らしています。土壁で造った家に住み、石を積み上げて囲いを作った段々畑で畑を耕し、色鮮やかな民族衣装を着てのんびりと暮らしています。今日は町の中心にあるメルカドの周りに市が立っており、朝から多くの人々で賑わっていました。本当にペルーの民族衣装は面白い。僕にはド派手なフワフワのスカートにテンガロンハットを被ったおばさんが、宮崎アニメに出てくる魔女の様にしか思えません。あんなおばあちゃんが家に居たらきっと、毎日楽しいだろうな。それにしても夜は一体、どんな格好で寝ているんだろうか?

こうしてちょっといい気分でチバイを後にし、アレキパへ移動しました。チバイからアレキパまでは約4時間。来た時と同じ果てしない大平原を走り抜けて、夕方、アレキパの街へ到着しました。この町には二泊の予定でしたが、そこまでやる事が無さそうなので、一泊に変更しました。二月の初めにはブラジルに入りたいので、これからは動ける時に動く事にします。着いて早々、明日の夜のクスコ行きのバスを予約し、いざ、セントロへ向いました。明日の19時にはクスコ行きのバスに乗らなければならないので、24時間でこの街を思いっきり楽しもうと思っています。


Arequipa

アレキパは標高2335m。アンデスの高い山々に囲まれたこの街は、人口90万人、リマに次ぐ、ペルー第2の都市です。年間と通じて雨が少なく気候が温暖で、豊富な鉱山資源とおいしい食べ物の産地としても有名な所です。建物は近郊で採れる白い火山岩で作られているため、街全体が白く浮き上がっている様に見えます。メキシコのオアハカを思わせる、コロニアルな街並を歩いていたら、すっかり頭痛も治っていました。といっても、アレキパは首占め強盗が多数出没しているという危険な街です。十分注意して行動したいと思っています。

ここからは自炊生活だと言っていましたが、今日はキッチンが付いている宿が見つからず、シングル一泊10ソル(300円)の格安快適宿にチェックインしました。まあ、宿代の10ソルはかなり安いので、今日は食の街、アレキパを満喫する事にしました。僕がこの街で行っておきたい場所は2つあります。昨日は特に街を歩く以外、やる事が無いと言っていましたが、すっかり大事な忘れていました。

実はアレキパにはミイラがいます!「フアニータ」と名付けられた少女のミイラは、約500年前にアレキパ近郊の標高6310mアンパト山山頂付近に埋葬され、乾燥した土壌の中で凍結した状態で埋まっていた為、保存状態が凄くいいらしいです。山々の噴火を沈める為に生け贄として捧げられたのではないかというこのミイラの話を僕はグアテマラに居る時に、エリベルトから聞き、必ず行こうと思っていました。彼の話によると髪の毛とかもちゃんと残っており、本当に生きている様に見えるそうです。しかも、凄く神秘的な格好をしているらしい。以前、ミイラを見て来て欲しいというリクエストがあって、結局、行く事が出来なかったので、ここでその約束が果たせると思います。

それともう一つ。この街にあるサンタ・カタリーナ修道院という所にも行ってみようと思っています。ここは1970年まで実際に修道院として使われていた場所で、夕方、建物の外観だけを見入ったら、滅茶苦茶デカかく、街のど真ん中にあります。こんな所で俗世間との接触を完全に断っていたのかと思うと、中が増々見てみたくなりました。


久々にカテドラル(教会)に入りました。パイプオルガンが凄い。

そんな訳で明日はこの宿に荷物を預けて、夕方までアレキパを満喫して来たいと思います。コンドルの次はミイラ。ペルーはまだまだ面白イベントが目白押しです。


夕日は宿の屋上で見ました。