2006/1/14


暫く一人旅はお休み。

ナスカの地上絵はやはりテレビで見るだけに留めておくのをオススメします。感動よりも、生まれて初めて乗った6人乗りセスナが無事に着いてくれる事の方が心配でゆっくり遺跡見物どころではありませんでした。僕らのツアーがナスカの街より手前の街から飛ぶ為、飛行時間が長いというのもあり、そのしんどさは2倍増しでした。僕の前に座っていた白人のおばさんは、飛び立ってチョットの時は高そうな1眼レフカメラで写真を撮りまくっていたのですが、遺跡に着く直前に気分が悪くなってしまい。結局、着陸までビニール袋から顔を上げる事が出来までした。僕らは最悪の事態が目の前で展開されているのを申し訳ないと思いながらも、なるべく見ない様にして、彼方に見える地上絵に向けて必死にカメラを向けていました。


どこまでも続く砂漠。

7時半に起きて、宿の朝食を食べいざ出発。シンスケ君は大分、疲れていた様でしたが、そんな事は言っていられない。ツアーの参加者は僕とシンスケ君だけ。ドライバーのロッキー(似)と3人で普通乗用車に乗り込み、まずはイカという飛行場がある街まで3時間半のドライブ。海岸線をひたすら南下する車から見えた景色は今まで僕が通って来た国のどことも違い、完全な砂漠でした。果てしなく続くその景色は映画で見たどこか違う星の景色の様でした。僕が今まで見た事が無い景色が世界にまたありました。


オアシスって本当にあります。

11時半頃空港に着くと、12時半の飛行機に乗るハズが予約が入っていないと言われてしまいました。昨日の深夜1時にツアーを予約して本当に可能なのか?と、ビックリしていたので、こんな事態は大体、予想出来ていました。しかし1時の飛行機に乗れると言う事だったので、僕らはその前にオアシスに行く事にしました。

イカの街から車で15分程離れた所にあるウアカチーナというこの町はまさに砂漠の中にあるオアシスを囲む小さな町。完全にリゾート地となっているこの町は地元の人や外国人がのんびりと水浴びを楽しんでいました。僕らはロッキーの助言を無視して、このオアシスの全景を撮ろうと砂漠の山に登りに行ったのですが、やはり頂上までは登る事が出来ませんでした。僕はサンダルで行った為、あまりの砂の熱さに3メールくらいしか歩く事が出来ず、シンスケ君も途中でくるぶしまで砂に埋まり砂の熱さにやられてしまいました。初めて体感した砂漠の凄さ。アフリカに行く前に知っておいて良かったです。

ここではそんな砂漠の山を利用してスノーボードの砂漠版が人気を集めているそうです。1時間かけて登って2分で滑ってくるという、かなりハードな内容だったのですが、実際に滑ったらかなり面白そうだと思いました。


このおばさんは15分後の自分を想像出来ただろうか?

その後は再び空港に戻り、いざナスカフライト!本当に大丈夫なの?と疑ってしまうくらいちっちゃな6人乗りセスナに乗り込み1時間半かけて遺跡を見てきました。途中で何度も風に煽られお尻が思いっきり浮く度に二人でギューギャー言っていました。一応、テレビで見た事のある風景は一通り見てきましたが、自分の足で見て触れるモノでは無いので、あまり感動はありませんでした。しかし、薄々そんな事を感じていた僕らは飛行機の怖さも含めて十分楽しめたのではと思っています。


写真にちゃんと撮れてたのはこれだけ「宇宙人」。

この飛行機に乗る為に、朝から殆ど何も食べていなかったのですが、帰り道は完全ダウンしていました。6時にクタクタでリマへ戻り、二人で晩ご飯を食べた後は部屋でまったりしていました。実はシンスケ君にとってはこれが初めてのご飯でした。そして彼は明日帰ってしまいます。本当に凄すぎるこのスケジュール。

シンスケ君は僕より3つ年上の大学の同級生です。僕と同じテレビ業界でディレクターとして働いています。タバコやドラッグはもちろん、酒も殆ど飲めないというのにクラブミュージックが大好きで、大好きなDJを見に毎週の様にクラブへ出かけて行く変わり者です。今回も出発直前まで秘密裏にこのプロジェクトを進め、しっかり大学の友達を楽しませてから、僕に会いに来てくれました。2ヶ月ぶりに訪れた懐かしい感覚でした。日本で一緒に遊んでいた時とまるで変わらないので、僕にとっては日本にいる様な気分です。ずっとは続かないと分かっているけど、出来れば終わって欲しく無い感じがします。と言っても明日は最終日。もう、やる事の8割は終了してしまったので、明日はリマに移動し、出発時間まで市内でのんびり過ごそうと思っています。

たった2日って。

そんなシンスケ君が僕は大好きです。