2007/4/9


32カ国目、ラオス入国!

疲れたぁぁぁーーー

本当にベトナムには最後までやられまくりでした。急遽出発する事になったバスは恐らくこの区間を走るバスの中で最も安いオンボロバス。高速道路の途中までタクシーでバスを追いかけると言う訳の分からない方法でそのバスに乗り込むと既に満席でした。乗客は全員ベトナム人。僕の座席は山積みの荷物の間にある通路でした。恐らく乗客の中で最も高い金額を払っているのは僕。この時ばかりはリクライニングシートで快適な夜行バスの旅を楽しんでいるベトナム人を本気で恨みました。

こんな事なら明日のバスにしておけば…

とはいえ今更引き返す訳にも行かず、こうなったら思いっきりリラックスしてやる!と、通路に完全に寝転がった状態で22時間の大移動に耐えていました。景色は全く見えないし、休憩で停まる度に起きなければならないし、それでも寝ていると誰かに踏まれるしで本当に散々なバスの旅でした。

まぁこれもいい旅の思い出かな。

そしてもう一つ驚いたのはベトナムとラオスの国境。明け方に到着した時は閉まっていたベトナム側の国境が朝の6時に開くと、待ち構えていた乗客達が一斉に窓口に殺到しました。窓口の先頭で待機してた僕はかなり早い段階でパスポートを渡したのですが、コンピューターで出国の手続きをしたのにいつまで経ってもスタンプを押してくれず、そうこうしているうちに束になったパスポートが現金と共に次々と差し出され賄賂を払っていない僕のパスポートはどんどんとその山の後ろに押しやられて行きました。

それでも我慢して待ち続ける事30分。

3束目のパスポートの山がようやく片付いて次はようやく僕の番。どれよりも目立つ赤いパスポートに手をかけたイミグレの係官はチラッと中を覗くと再びページを閉じ、隣にあった山の後ろへと置きました。

この野郎!!!!

これにはさすがに僕もぶち切れ「スタンプ押せよ!!」と、ガラス越しに文句を言うと、全く平気な顔で「なら1ドル払え」と言ってました。こうしている間にも次々と現金付きのパスポートが送られてきており、これではいつまで経ってもスタンプは貰えないと判断した僕は余っていたベトナムドンを差し出しようやくスタンプをゲットしました。

ここまで明ら様に賄賂を要求されたイミグレは初めてでした。しかしここでは殆どのベトナム人が賄賂を払っておりスタンプを貰っており、イミグレの係員は次々と差し出される現金を開けっ放しの机の引き出しにまるでゴミを捨てる様に投げ入れていました。

一体、コイツらは一日でいくら稼いでいるんだろうか?


今も昔も…

こうして全く景色も見れないまま22時間バスに寝転がってやって来たラオスの首都、ビエンチャンは9年ぶり2度目の訪問。あまりに街が変わり過ぎていて、前回来た時にどこへ泊まったのかも思い出せませんでした。道路は殆どがアスファルトになっているし、以前は数件しか無かった宿も安宿から高級宿まで選びたい放題。昔は注文してから米を炊き始める様な食堂しかなかったのに旅行者が集まるメコン川沿いのエリアにはオシャレなレストランやお土産がズラリと並んでいました。

と言っても、それは9年前に比べるとという話で世界最貧国の首都は相変わらず首都とは思えない程、のんびりとしています。朝からインド級に騒がしいベトナムからやって来た僕にはまさに心休まる場所。それに久しぶりの南国。明日は丸一日のんびり出来るので9年ぶりのビエンチャンをフラフラ歩いてみようと思っています。

帰国まであと21日。